深田恭子(36)が4K8K放送を周知するイベント「新4K8K衛星放送9カ月~『別世界』は今」が29日、都内で行われ、各衛星放送局の代表者が、各局4K放送の見どころをアピールした。

NHK木田幸紀放送総局長は「なんと言ってもラグビーワールドカップ2019です。世界最高のラガーメンのぶつかりあいを素晴らしい映像とリアルな歓声で」と紹介した。

BS朝日の角南源五社長は「10月から『土井善晴の美食探訪』をさらにパワーアップして参ります。料理の立ち上る湯気、したたる肉汁、まさにシズル感といいますか、目で味わえる料理番組と思っております」とアピールした。

BSーTBS相子宏之社長は「深田さんの横だと緊張します」と笑いながら、放送番組について「ひょっとすると深田さんはご覧いただいているかなと思うんですけど『吉田類の酒場放浪記』なども4Kで放送しております」と紹介すると、深田は「はい」と笑顔で返した。

BSテレ東の田村社長はドラマ「W県警の悲劇」をあげ「深田さんと同じホリプロさんに所属される芦名星さんが主演で、4Kならではの質感が、ドラマに迫力を与えて好評を頂いている。10月以降は、地上波で放送した『釣りバカ日誌』の4Kバージョン。BSテレビ東京の土曜夜9時は4Kドラマ、という形を定着できれば、と思っております」と話した。

BSフジ亀山千広社長は「何と言ってもプライムニュース。日本をめぐる状況は国際情勢、経済状況、環境問題すべて、緊迫という4Kという状態。復帰した反町(理・報道局解説委員長)も頑張っておりますが、あの顔が高精細で見応えあるのかないのか分かりませんけど、議論が白熱して額に汗がにじむところを、臨場感を入れて見せていきたい」と冗談交じりにアピール。「深田さんもロケで、今はウチの番組をやってもらってますし、皆さんも平日の8時ですから、ほとんど飲んでらっしゃると思います。なかなか、ゆっくり平日の8時に番組を見てもらうわけにいかないだろうということで、この10月改編で4K放送のみ、早朝5時から2時間、火曜日から土曜日、前の日の(プライムニュースの)討論を放送します。深田さんロケの日は朝早いですから、起きながら準備をしながら見ていただくと、『賢い恭子は今朝も考える』とこちらも4K」と深田をイジりながら告知した。

9月1日正午に4K放送をスタートするBS日テレの中山良夫社長は、同日の放送30分前から2Kで直前番組を放送することを発表し、同番組内で放送開始機器を起動すると明言。「ももいろクローバーZとMr.マリックさんが、マジック仕立てで4Kのスタートボタンを押すので、マジックを失敗するとスタートできなくなる。私の進退にかかわるので緊張しています」と笑わせた。

放送サービス高度化推進協会(A-PAB)からは、新4K8Kの視聴可能機器台数が、7月末で150万台に達したことも発表された。AーPABは視聴機器の選択肢の増加と、東京オリンピック・パラリンピック開幕まで1年を切ったこと、ラグビーワールドカップや10月22日の天皇陛下の即位披露パレード「祝賀御列の儀」などが近づいたことが要因とみている。