NGT48が24日、新潟市のNGT48劇場で研究生公演「PARTYが始まるよ~研究生の息吹を感じて!~」の初日を迎えた。4月にお披露目されたドラフト3期生5人と、その2カ月後に加入した2期生の11人が、レギュラーメンバーとして出演した。

幕が開けると、「初日おめでとう」の紙を持ったファンに迎えられるサプライズで、メンバーは感激の面持ちを見せた。先輩チームの劇場公演を経験済みの安藤千伽奈(17)は「(自分が出た各チームの)初日公演は今のところ、全部泣いていて、今回は泣かないと決めていたけど、ダメでした」とボロ泣き。「21人全員が1人1人、どこにいても輝けるステージにしたい」と決意を語った。

全体曲の大半でセンターを務めたのは、弥彦村出身の「やひこちゃん」こと諸橋姫向(15)。デビュー半年の2期生ながら、激しさとしなやかなダンスでパフォーマンスを引っ張った。ユニット曲では「スカート、ひらり」とバラード曲「星の温度」と、タイプの違う2曲に参加し、引き出しの多さを見せた。

一方で、進行役を担当したのはドラ3の藤崎未夢(18)だ。「私はあまり(研究生公演の)レッスンに出られなかったけど、先輩たちから学んだことを生かそうと頑張りました」。チームN3、Gの劇場公演で、先輩たちを相手にMCの進行を務めた経験を生かした。

「PARTY-」は、AKB48やNGT48のデビュー公演にも使われた、若手の登竜門的セットリスト。今公演では、通常の同公演に、「佐渡へ渡る」「今日は負けでもいい」など、NGT48ならではの楽曲をアンコールなどに加えた。2期生16人が9月のユニットじゃんけん大会に準優勝して手にしたオリジナル曲「ドローンジェラシー」も披露した。

この日はクリスマスイブで、山崎美里衣(18)は「私たちと最高のクリスマスデートしましょうね」とファンに呼びかけた。デュエット曲「あなたとクリスマスイブ」は、合唱部出身の三村妃乃(16)、音楽部出身の羽切瑠菜(19)が担当。三村は「あなたと-」を密かに希望していたといい、「最初の合宿から『歌が大好き』とアピールしていて、それが通じたのかな?」と喜んだ。

アンコールでは、レギュラーメンバーに選ばれなかった5人も加わり、21人がサンタの衣装で「とっておきクリスマス」などを歌った。NGT48の新戦力たちの初舞台は、クリスマスムードに包まれて終演を迎えた。