日本相撲協会は10日、大阪市内で理事会を開き、4月1日付での鳴戸部屋の新設と、佐渡ケ嶽部屋から鳴戸親方(34=元大関琴欧洲)、序二段琴小林、春場所新弟子検査受検者の本間航平の転属を承認した。

 ブルガリア出身で欧州出身初の師匠となる鳴戸親方は「私を超える弟子を育てたい夢がある」と表情を引き締めた。レスリング経験者だけに「栄養バランス、トレーニングの仕方、休みも必要だし、メンタルも全部含めて指導したい」と、独自手法での弟子育成に意気込みを示した。