格闘技デビュー戦となった遠藤要(39)が、ダブルメインイベントとして行われたIKC特別試合ミドル級(2分×3R)で、しょうと(22=KYOSHIN)と対戦し3RにKOで敗れた。
金髪でリングに上がった遠藤は、開始直後から果敢に前に出て右、左、右と乱れ打ち。右のストレート、ボディーが効果的に入り、1R終盤には相手がスリップしてダウン。残り数秒あったが、赤コーナーに戻ってしまうハプニングもあった。
怖いもの知らずの遠藤は3Rも開始から前に出て乱れ打ち。ただ、最後は息切れして動きが完全に止まった。冷静な相手に的確にパンチをもらい、最後はコーナーに倒れ込んだ。
一時はレフェリーの手を借りて立ち上がろうとしたが、体力は限界だった。
デビュー戦は見せ場を作りながら、22歳の相手に3R2分にKO負け。それでも大観衆からは大きな拍手を浴びた。
試合後には姿を見せず、関係者は「まだ倒れている」と説明。まさに死力を尽くしたデビュー戦だった。
主催者側は「今日の負け方は恥ずかしい負けとは違う。精根尽きるまで戦った。またオファーをかける」と明言。夏にも開催予定の次回大会に出場させる方針を示した。