中日近藤廉投手(25)は16日、名古屋市内のナゴヤ球場に隣接する「昇竜館」で育成選手として再契約を交わした。年俸は20万円減の490万円となった。

1回10失点からの再起を目指す。8月25日DeNA戦(バンテリンドーム)で6点ビハインドの9回に登板。2年ぶりの1軍マウンドは1回8安打5四死球で10失点(自責8)と厳しい結果となった。62球を投げ、なんとか3つのアウトを奪ったが、投手交代の動きなくマウンドに立ち続けるまさかの展開。1日で出場選手登録を抹消された左腕は「今季はいいところと悪いところがあった。ツーシームがよくなったが、大量失点を止められなかった」と振り返った。

20年育成ドラフト1位で札幌学院大から入団。21年3月に支配下登録。その年に2試合登板して以来の1軍で悪夢が待っていた。「自信を持ってストライクゾーンに投げ込めるようにやっていきたい。(来年は)ここに笑顔で座っていられるようにしたいです」。不屈の闘志で再起を誓った。(金額は推定)

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