年末恒例のテレビ特番「プロ野球戦力外通告」(TBS系)が、27日午後11時から放送される。

同番組は戦力外通告を受けた選手とその家族に密着するドキュメンタリーで、今回で19回目の放送。TBSの番組公式ホームページによれば、今回の出演者は福井優也投手(34=元楽天)と海田智行投手(35=元オリックス)。

福井は10年ドラフト1位で広島に入団。同年に日本ハム入りした斎藤、西武入りした大石とともに「早大ドラ1トリオ」として注目を集めた。18年オフに楽天に移籍。今季も11試合に登板したが、10月3日に来季契約を結ばないことが、球団から発表された。

番組内には大学時代に苦楽をともにし、切磋琢磨(せっさたくま)してきた斎藤佑樹氏(34)も登場。12年前のドラフトの真実を語る。2歳になったばかりの愛娘のために挑んだ11月のトライアウトの様子にも密着している。

海田は日本生命から11年ドラフト4位でオリックスに入団。19年には55試合に登板するなど中継ぎとして活躍した。日本一となった今季も16試合に登板したが、非情な宣告が下された。5年前に結婚した妻、4歳と、今年生まれたばかりの幼子2人ために、現役続行を目指す姿に密着する。