松木会長
東北観光推進機構（231会員）は8日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で第4回通常総会を開催した。役員改選では会長にＪＲ東日本東北総合サービス社長の松木茂氏を選出した。松木氏は「コロナ禍の影響で大きく落ち込んだ東北域内の観光需要の回復を目的に、『東北・新潟応援！絆キャンペーン』とＧｏ Ｔｏキャンペーン、東北デスティネーションキャンペーンの成功に向け、オール東北の力を結集して取り組む」と就任の抱負を述べた。小縣方樹会長は特別顧問に就任した。
今年2月以降のコロナウイルスのまん延により移動の自粛を余儀なくされ、国内外の観光需要が大きく落ち込んだことから、インバウンドに重点を置いた事業を見直し、県内、域内、国内の観光振興に取り組む。
20年度の重点事業は同機構の第4期中期計画の「広域連携による新しい東北観光の創造」をもとに、（1）コロナウイルス収束後の観光の回復を図るため、幅広い連携によるオール東北の実現（2）域内の観光コンテンツの磨き上げ（3）戦略的なプロモーションと情報発信の拡充（4）ボトルネック解消に向けた2次交通と多言語化対応の整備促進（5）東北観光の発展に資する観光人材の育成とネットワーク化の強化（6）マーケティングと広域観光戦略―など。その成果を21年度からスタートする第5次中期計画につなげる。
松木、小縣両氏を除く主な役員は次の通り（敬称略）。
副会長＝鎌田宏（東北6県商工会議所連合会会長）、阿部聡（東北経済連合会副会長）、三林宏幸（日本観光振興協会東北支部長）、松本博（ＪＴＢ執行役員法人事業本部副本部長）▽専務理事＝紺野純一▽理事＝秋田佳紀（青森県観光国際戦略局長）、戸舘弘幸（岩手県商工労働観光部長）、古谷野義之（宮城県経済商工観光部国際経済・観光局長）、嘉藤正和（秋田県観光文化スポーツ部長）、武田啓子（山形県観光文化スポーツ部長）、國分守（福島県商工労働部観光交流局長）、佐野哲郎（新潟県観光局長）、高野一樹（仙台市文化観光局長）、小口憲太朗（ＪＴＢ協定旅館ホテル連盟東北支部連合会会長）、村上晃史（近畿日本ツーリスト東北社長）、吉田圭吾（日本旅行東北社長）、小野誠彦（東北電力広報・地域交流部長）、茂田井健太郎（七十七銀行地域開発部長）、中村浩（ＮＴＴ取締役宮城事業部長）、田中剛一（ＪＡＬ東北支店長）、矢野史朗（ＡＮＡ東北支社長）、八木茂樹（東日本高速道路執行役員東北支社長）、古津啓裕（ＪＲ東日本仙台支社営業部長）▽監事＝松崎哲士郎（日本ホテル協会東北支部長）、足立雅彦（東武トップツアーズ東北統括部長）
松木茂会長
