特集 第45回衆議院議員選挙

小沢氏、岩手4区で公認

 民主党は8月3日、衆院選で候補者が決まっていなかった小選挙区のうち、岩手4区で小沢一郎代表代行を公認することを決めた。神奈川8区には新人で横浜市議の山崎誠氏(46)の擁立を決定。選挙区での擁立作業はこれで終了し、公認候補は計269人となった。
 小沢氏は同日、宮崎市内で記者団に「『今のままの政治じゃ駄目だ。自分も参加しなきゃ』という意識が広く浸透し、いい候補をそろえることができた」と語った。
 小沢氏は代表当時、衆院選での政権交代に向けた決意を示すため、太田昭宏公明党代表の東京12区に「国替え」して立候補することを検討。しかし、代表を退いたことなどで集票効果は薄れたと判断、引き続き地元の岩手4区から出馬する意向を固めていた。
 神奈川8区は、同区から出馬する無所属の江田憲司前衆院議員との連携をにらみ、当初は擁立しない方針だったが、独自候補を求める地元の声などを踏まえて転換した。
 民主党は公認候補を立てていない31選挙区中、24選挙区では社民党候補などを推薦。渡辺喜美元行政改革担当相の栃木3区など残る7選挙区は、選挙後の連携の可能性などを考慮して擁立を見送る。(2009年8月3日配信)

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