北朝鮮の軍事パレード~労働党創建70周年~ 写真特集

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 北朝鮮は2015年10月、朝鮮労働党創建70周年を迎え、平壌の金日成広場で軍事パレードを行った。弾頭の形を改良した移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)「KN08」などを登場させ、米国をけん制した。金正恩体制で実施された大規模な軍事パレードは、2012年4月15日の故金日成主席生誕100周年、13年7月27日の朝鮮戦争休戦60周年に続き3回目。改良型KN08のほか、新型の多連装ロケット砲などが登場した。
 韓国統一省、国防省によると、軍事パレードには2012年4月の故金日成主席生誕100周年の際より多い約2万人の兵力が参加。戦車やミサイルなどの兵器は約30種、約290台に上ったが、「12年よりは少ないようだ」としている。また、韓国メディアによると、北朝鮮が今回の軍事パレードに1兆ウォン(約1千億円)以上を費やしているとの試算を伝えた。北朝鮮の年間予算の3分の1を占めるという。
 写真は軍事パレードに登場した移動式の弾道ミサイル。米国が「ノドン」と呼ぶ準中距離ミサイルとみられ、旧ソ連のスカッドミサイルを大型化し、弾頭重量の増加と射程距離の延伸を図ったとされる。射程距離は2000キロ程度、弾頭重量は1トン程度と推定されている(2015年10月10日) 【時事通信社】

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