アクアライン、変動料金導入　渋滞緩和へ今夏から―国交省

　国土交通省や千葉県は２０日、同県木更津市と川崎市を結ぶ東京湾アクアラインの渋滞緩和のため、時間帯によって通行料金を変動させる「ロードプライシング」を土日・祝日に試験的に導入する方針を決めた。自動料金収受システム（ＥＴＣ）搭載の普通車の場合、混雑する午後の一部の時間帯は通常より４００円値上げし、夜間は２００円割り引く。７月２２日から来年３月末まで実施する予定。

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　ロードプライシングの導入により、交通量を分散させ、渋滞の緩和を図りたい考え。効果を見極めた上で、本格導入の是非を決める。

　対象は、川崎方面に向かう上り線を利用するＥＴＣ搭載の全車種。現行料金は普通車で８００円だが、導入後の料金は土日・祝日の午後１時～８時が１２００円、午後８時～午前０時が６００円となる。普通車以外も同様に午後の混雑時は１．５倍、夜間は０．７５倍に設定する。

　ロードプライシングは、２０２１年の東京五輪・パラリンピックの期間中、国内で初めて首都高速道路で導入されており、今回が２例目となる。