市立病院眼科医を在宅起訴 白内障レンズ巡る収賄―大阪地検

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 白内障手術用の眼内レンズを優先的に使う見返りに業者から現金を受け取ったとして、大阪地検は26日、奈良県大和高田市立病院の眼科医、鳥井康司医師(54)を収賄罪で在宅起訴した。地検は認否を明らかにしていない。
 起訴状によると、鳥井医師は2019年12月~21年12月、白内障手術で米医療機器メーカーの日本法人「スター・ジャパン」(東京都港区)の眼内レンズを優先的に使用する見返りに、同社社員らから現金計80万円を受け取ったとされる。
 大阪府警は今月、鳥井医師を収賄容疑で、スター社の元社員ら5人を贈賄容疑で書類送検していた。大阪区検は26日、元社員ら4人を贈賄罪で略式起訴し、大阪簡裁は罰金40万~100万円の略式命令を出した。残る1人について、地検は不起訴(起訴猶予)とした。

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