NHKは27日、来年2021年の春から放送予定の連続テレビ小説が、宮城県気仙沼市などを舞台にした「おかえりモネ」に決まったと発表した。
注目のヒロイン、永浦百音(ながうら・ももね)役は女優の清原果耶が演じる。気仙沼市出身の百音が、移り住んだ先の同県登米市で「天気予報は未来を予測できる仕事」と教えられ、難関を突破して気象予報士となり、人々に幸せな未来を届けていくという物語。タイトルにある「モネ」は、百音の愛称だ。脚本を務めるのは、「きのう何食べた?」(テレビ東京)などの作品で知られるヒットメーカーの安達奈緒子さん。清原と安達さんと言えば、18年7月に放送された連続ドラマ「透明なゆりかご」(NHK総合)でタッグを組んでおり、ネットでは早くも期待の声が上がっている。
19年前期放送の朝ドラ「なつぞら」で、ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の妹、千遥を好演した清原。15年後期の同「あさが来た」にも出演しており、同枠3度目の出演で大役をつかんだ。
この一報にネットも沸き、同日、ツイッターでは「清原果耶」「果耶ちゃん」がトレンド入り。多くのファンが「ついに来た!!!絶対見る!」「いつか絶対にやる、やって欲しいと思ってた!楽しみ」などと書き込んだ。
また、現在放送中の「エール」が福島県などが舞台で、「おかえりモネ」はその隣にある宮城県からヒロインが飛び立っていく物語だ。東北地方を舞台にした朝ドラが再び制作されることに地元も歓喜。SNSには、「また東北地区!」「宮城県民としてめちゃくちゃうれしい…」「福島に続き、来春からは宮城県が舞台だそうです。福島から宮城へエールを」などの声も寄せられている。
ちなみに、主人公が気象予報士を目指す朝ドラと言えば、女優の宮地真緒が主演を務めた「まんてん」(02年後期)があった。このニュースから当時を思い出す朝ドラファンもおり、ネットには「気象予報士って前にもなかったっけ。と思ってググったら『まんてん』がそうだった。2002年かあ。そんなに昔かよ…」「楽しみしかないが、気象予報士と言えば『まんてん』を思い出す」「気象予報士系?は『まんてん』があったけど…今度はどんな展開かな??」といったつぶやきも見られた。
清原は「気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい」などとNHKのHPにコメントを寄せている。