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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06

264PS!! FFスポーツ荒ぶる!! 興奮の激ハッチ!! ついに登場!! 264馬力、38.8kgmの2.3Lターボ搭載マツダスピードアクセラ

消費税込み241万円!! こいつはリーズナブルな価格設定

アクセラスポーツの20S、23Sではフロントグリルが太い1本バーとなり、力強い顔つきとなった。また、バンパー形状、アルミホイールデザインの変更などもされている

アクセラスポーツの20S、23Sではフロントグリルが太い1本バーとなり、力強い顔つきとなった。また、バンパー形状、アルミホイールデザインの変更などもされている

【本記事は2006年7月にベストカーに掲載された記事となります。】お待たせいたしました!! マツダスピードアクセラのデビューです。いやいや、今か今かと待っていましたよ、ホント。・消費税込み241万円!! こいつはリーズナブルな価格設定のっけからお値段の話をさせていただきましょう。マツダスピードアクセラの価格は241万円。この価格をどう見るか。いや、正直言って超お買い得価格だと思っています。1馬力当たりの価格は9128円也。1万円を切る価格のスポーティ車はそうザラにはなく、それがターボカーだから驚いちゃう。こいつのベースとなっているアクセラスポーツ23Sの価格は215万円。ね、ターボが付いてボディやサス、ブレーキなどもガチンと補強されていて、さらに18インチタイヤ&アルミホイールまで標準装備でプラス26万円ですよ。これをリーズナブルと言わずになんと言ったらいいんでしょうか!? 確かに23Sでは標準装備のオーディオ(ラジオ&CDプレーヤー)がマツダスピードではオプションとなっているが、そのほかはキーレスエントリーやオートエアコンなどは標準装備で、装備面で見劣りすることはまったくないのでご安心を。同じエンジンを搭載するマツダスピードアテンザでは4WDとしたことで大きく価格がアップしたが、アクセラはFFを採用したことで、結果的に価格の上昇が最小限にとどめられたのだ。これはもの凄くうれしいぞ!!

・2.3Lターボは264馬力、38.8kgmを発揮する!!

エンジンは直4、2.3Lターボを搭載。直噴化により高性能を発揮

エンジンは直4、2.3Lターボを搭載。直噴化により高性能を発揮

・2.3Lターボは264馬力、38.8kgmを発揮する!!搭載されるエンジンは基本的にはマツダスピードアテンザに搭載されるものと同じ直列4気筒2.3L直噴ターボエンジンである。同系列のチューニング違いのエンジンがMPVにも搭載されている。最高出力264ps/5500rpm、最大トルク38.8kgm/3000rpmを発揮する。最高出力はアテンザ用の272馬力に対して8馬力ダウンしているが、これは吸排気系の取り回しなどといった、ちょっとした違いによるもの。逆に最大トルクは0.1kgm大きくなっている。このエンジン、とにかく低速からドンとトルクが立ち上がっているのが特徴的。最大トルクは3000回転で発生するのだが、実際2500回転あたりからブーストが立ち上がり、30kgm以上のトルクを発生している。ドッカンターボではなくしっかりと調教されたトルク型ターボエンジンだ。

直噴システムを採用したメリット

264馬力、38.8kgmを発揮する2.3L直噴ターボエンジンを制御し、FFを成立させた

264馬力、38.8kgmを発揮する2.3L直噴ターボエンジンを制御し、FFを成立させた

これは直噴システムを採用したことによるメリットで、筒内に直接霧化されたガソリンを噴射するさいの気化潜熱により筒内の燃焼温度が下がり、充填効率が向上。これにより低回転域から大きなトルクを発生させることが可能となるうえ、充填効率が向上したことでタービンの回転速度が速くなり、ブーストの立ち上がり、アクセルレスポンスなどがシャープになるというメリットも併せて得られているのであった。さらに、この筒内冷却効果により、耐ノック性が向上。ターボエンジンとしては異例な9.5という高圧縮比を実現している(ちなみにインプレッサSTIの圧縮比は8.0)のもポイントだ。そしてこのエンジン、アテンザやMPV同様★★★★のクリーンエンジンでもある。組み合わされるミッションは6MTのみでATの設定はない。

で、走りはどうなのよ!?

テスト走行では鋭い走りをみせていた! 偶然テスト走行中のマツダスピードアクセラを目撃。フル加速シーンではホイールスピンをするなどの荒々しい挙動は見られなかった。いかにもターボといったサウンドを響かせて走り回っていた!!

テスト走行では鋭い走りをみせていた! 偶然テスト走行中のマツダスピードアクセラを目撃。フル加速シーンではホイールスピンをするなどの荒々しい挙動は見られなかった。いかにもターボといったサウンドを響かせて走り回っていた!!

・で、走りはどうなのよ!?メーカーのテストデータでは0~100km/h加速タイムは6秒1。4WDでしかもエンジンだって超ハイチューンのランエボやインプの5秒台にはかなわないけど、同じFFハイパワースポーツのインテR(6秒56)と比べても圧倒的に速い。ゼロヨン楽勝で14秒台の実力だ。ハンドリングはどうか!? 気持ちよく走れるスポーツ性をコンセプトに開発されたマツダスピードアクセラは、アンダーフロアやボディ前後のサスペンション取り付け部にかかる部分の剛性を徹底アップ。サスペンション自体も減衰力を専用チューンしたダンパー、バネレートの強化、スタビ強化などでスポーツチューンする。

ひと目でノーマルとは違うエクステリア

ボディはフロントフェンダーが左右各10mm拡大し、ノーマルより20mm広い全幅1765mm。タイヤは215/45R18サイズを履き、存在感を感じさせる

ボディはフロントフェンダーが左右各10mm拡大し、ノーマルより20mm広い全幅1765mm。タイヤは215/45R18サイズを履き、存在感を感じさせる

・ひと目でノーマルとは違うエクステリアノーマルタイプのアクセラも、ギュッと塊感を感じさせるフォルムがスポーティな印象だが、マツダスピードアクセラはさらにマッシブな印象。ボディサイズは全長4435mm、全幅1765mm、全高1465mm。ノーマルアクセラに対して全幅が20mm拡大されているが、これはフロントフェンダーが左右それぞれ10mmずつワイド化されているため。これは、215/45R18サイズの大径タイヤを納めるための必然だったのだ。さらに、ボンネットフードも盛り上がりが大きくなっており、ノーマルとは別もの。これはエンジン上部にレイアウトされたインタークーラーを納めるために必要になったものだが、結果として厚みのあるフロントマスクとなっていていちだんと迫力が増している。グリル、前後バンパーのデザインもノーマルとは異なっており、独特の雰囲気を醸し出している。

ブラック基調のスポーティなインテリア

インテリアはブラック基調のスポーティなもの。シートやシフトブーツ、ステアリングの赤いステッチがオシャレだ。トランスミッションは6MTが採用され、ATの設定はなし。エンジンをかけない状態でシフトノブをガチャガチャいじってみたが、シフトのフィールはFFとしては一般的なものと感じた。やっぱりダイレクトなロードスターやRX-8のようなFRのシフトフィールにはちょっとかなわないが、ま、OK

インテリアはブラック基調のスポーティなもの。シートやシフトブーツ、ステアリングの赤いステッチがオシャレだ。トランスミッションは6MTが採用され、ATの設定はなし。エンジンをかけない状態でシフトノブをガチャガチャいじってみたが、シフトのフィールはFFとしては一般的なものと感じた。やっぱりダイレクトなロードスターやRX-8のようなFRのシフトフィールにはちょっとかなわないが、ま、OK

・ブラック基調のスポーティなインテリアインテリアの造形は基本的にノーマルと大きな違いはないが、ブラックに統一されていてスポーティ。シートは前後席ともに専用形状のセミバケットシートとなっている。フロントシートは特にサイドサポートがよさそうな形状で、スポーティな走りに対応する。シートやステアリング、シフトブーツにレッドステッチがあしらわれており、ブラック基調のなかワンポイント。

日本では売りにくい条件がそろっているのが個性

6MTで走り楽しそう

6MTで走り楽しそう

MTしかなく、5ドアハッチバックボディという日本では売りにくい条件がそろっているマツダスピードアクセラだが、逆にそれが大きな個性となっている。241万円という価格もリーズナブル。ハイパワーエンジンを気持ちよく駆りたい、違いのわかる「昔の若者」にぜひ乗っていただきたい!!

そこが知りたい!! FFで大パワー、大トルクをどうやって吸収しているの?

マツダスピードアクセラに搭載されるエンジンは、アテンザやMPVにも搭載される直4、2.3Lの直噴ターボエンジン。最高出力264ps/5500rpm、最大トルク38.8kgm/3000rpmを発揮する。このパフォーマンスをFFで成立させているのは、電子制御技術を活用したため。単純なトラクションコントロールではなく、アクティブ制御されるスロットルコントロールがポイントとなる

マツダスピードアクセラに搭載されるエンジンは、アテンザやMPVにも搭載される直4、2.3Lの直噴ターボエンジン。最高出力264ps/5500rpm、最大トルク38.8kgm/3000rpmを発揮する。このパフォーマンスをFFで成立させているのは、電子制御技術を活用したため。単純なトラクションコントロールではなく、アクティブ制御されるスロットルコントロールがポイントとなる

そこが知りたい!! FFで大パワー、大トルクをどうやって吸収しているの?マツダスピードアクセラに搭載されるエンジンは最高出力264馬力、最大トルク38.8kgmを発揮する2.3Lターボエンジン。これほどの大トルクをフロントタイヤ2輪で受け止めるのはさぞや大変だったと思う。FFでの設立の大きなカギとなったのが電子制御技術。例えば、ギアが1、2速に入っている状態でアクセルを全開にしても電制スロットルは全開にはならないように制御されるようになっている。スロットルを全開にしても結局ホイールスピンしてしまうのだから、タイヤがグリップするギリギリのトルクとなるようにスロットル開度を制御しているのだという。また、ステアリング舵角センサーとも連携しており、ハンドルを切った状態ではトルクステアが発生しないようにやはり出力を制御。これらにより、264馬力、38.8kgmをFFでフルに生かし切れるようになったのだ。

まだまだあるぞ!! 待望の5AT搭載アクセラシリーズBIGマイチェン

5速ATを採用するモデルにはステアリングステアスイッチが新たに採用された。ステア前面のスイッチはシフトダウン、アップはスポーク裏のスイッチで操作する。操作性はなかなかよさそうだ!!

5速ATを採用するモデルにはステアリングステアスイッチが新たに採用された。ステア前面のスイッチはシフトダウン、アップはスポーク裏のスイッチで操作する。操作性はなかなかよさそうだ!!

まだまだあるぞ!! 待望の5AT搭載アクセラシリーズBIGマイチェンどうしてもマツダスピードアクセラのデビューに目が奪われてしまうが、同時にアクセラシリーズのマイナーチェンジが実施されているのでお忘れなきように。・フロントバンパーデザイン、フロントフォグランプ、サイドアンダースポイラー、リア大型エアロバンパー、リアルーフスポイラーの形状変更・インパネの質感向上・2L、2.3Lエンジン搭載車に従来の4速ATに換えて5速ATを新採用。5ATにはステアスイッチでのマニュアルモードが追加されている・2Lエンジンに新たにS-VT(シーケンシャルバルブタイミング)を採用し、低中速域のトルクをアップ・1.5LエンジンはS-VTのタイミングを見直し、低回転域のトルク特性を改善・グレード体系の見直しで、23SのMT車を廃止。また、4ドアの23Sを廃止するいっぽうで4WDの20Fを新設定などの変更が加えられている。価格は全体的に1万~5万円程度のアップとなっている。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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