ハローキティをはじめ、子どもから大人までファンが多いサンリオ。でも、意外と知られていないのが、キャラクターの本名。
大きな瞳が特徴のカエル、そう、「けろっぴ」の本名が、「けろけろけろっぴ」ではなく“はすの上けろっぴ”だったなんて、衝撃の事実ではないでしょうか!? そこで、サンリオキャラクターの本名について、詳しく調べてみました!

サンリオの中で、もっとも有名なキャラクターといえば、やはりキティちゃん。さっそくですが、みなさん、本名いえますか……? キティちゃんの本名を「ハローキティ」だと思った方、残念! キティちゃんの本名は、“キティ・ホワイト”。ハローキティとは、キティちゃんの家族や仲間を含む、商標登録されているキャラクター名だったのです。

ちなみに、サンリオ広報にキティちゃん誕生について話を聞くと、
「1975年3月に、当時人気だったプチパース(ビニール製の小さな小銭入れ)のデザインとしてデビューしました。でも、この時点では、まだ名前はついていなかったんですよ」
ほほ〜う。キティちゃんのヒミツを聞いちゃった♪ とここで、サンリオの中でもっとも古いキャラクターが気になってしまう。

「現存するキャラクターの中で一番古いのは、ハローキティです」。
やはり、これは予想通りの結果……。
「でも、キャラクターではありませんが、サンリオオリジナルデザインの第1号は“いちご”だったんです」
これが1962年のことだそう。なるほど、今では毎年キュートなキャラクターをデビューさせているサンリオも、はじめはひとつのいちごからスタートしたんですね……なんとも感慨深い。

さてさて話を本題に戻して、次はマイメロこと「マイメロディ」。本名は、意外にもシンプルな“メロディ”。
トレードマークの赤いずきんは、おばあちゃんが作ってくれた宝物なんだとか。

続きましては、懐かしの「ぽこぽん日記」。お団子を持ったかわいらしいたぬきですが、本名は“本舗固 歩香本(ぽんぽこ ぽこぽん)”。ちょっと渋いです。そしてそしてお次は、ぱっちりとした瞳な印象的な「おさるのもんきち」。彼の本名は“おやまのもんきち”。
住んでいるところは“日本のいなかにあるひくいお山”という曖昧さに、グッときてしまいます。

2001年に誕生した「うさはな」の本名は“はなちゃん”。誕生日はもちろん8月7日。その翌年に誕生したのが、人気キャラクター“シナモン”です。これは、今までとは逆のパターン。“シナモン”が本名で、シリーズ名は「シナモロール」。
サンリオ広報いわく、「シナモロール」は、当時がカフェブームだったことがきっかけで誕生したんだそう。サンリオキャラクターには、時代背景も反映されていたとは……奥が深いです。

最後に、サンリオの豆知識を2つ。

サンリオキャラクターの中で、一番名前が長いのは2006年にデビューした「マシュマロみたいなふわふわにゃんこ」の17文字! なんともわかりやすいネーミング。名前は長いですが、覚えやすさは抜群です。

また、キャラクターの中でもっとも小さいのは、身長4cmの「てのりくま」。
すべてのキャラクターに身長が設定されているわけではなく、はっきりとはわからないものの、おそらく最小はこのキャラクターで間違いないとか。

今後も、魅力的なキャラクターが誕生するだろうサンリオ。キャラクターはもちろん、その本名からも目が離せません!!
(勝浦阿津希/プロップ・アイ)

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