J1鹿島がJFA審判委員会に抗議文提出 主審威嚇の鈴木優磨 名指しでのコメント発出に「批判が集まる状況」

 前半、先制点を決め、怒りの表情で木村博之主審(右から2人目)を見つめる鹿島・鈴木優磨(左から2人目)=5月14日
 前半、先制点を決め、木村博之主審(右)の前で点を指す鹿島・鈴木優磨=5月14日
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 J1鹿島は3日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会に対してクラブから抗議文を提出したと発表した。抗議文は、6月2日にJFA審判委員会が実施したレフェリーブリーフィングにおいて、鹿島所属の選手名を特定する形で発出されたコメントに対するもの。

 クラブは公式サイトなどで経緯を説明。「抗議文は、6月2日(金)にJFA審判委員会が実施したレフェリーブリーフィングにおいて、弊クラブ所属の選手名を特定する形で発出されたコメントに対するものです。同委員会のコメントは、5月14日(日)の2023明治安田生命J1リーグ第13節名古屋グランパス戦における当該選手の行為について言及されたもので、複数の報道機関やメディアを通じて拡散され、ウェブ媒体やSNSなどで同選手への批判が集まる状況となっております。

 当該選手の行為について、クラブからは試合後に本人へ厳重注意を行いました。一方、試合日から本日に至るまで、同委員会からクラブならびに選手への注意などは受けておりません。それにも関わらず、公式戦直前のタイミングでレフェリーブリーフィングでコメントが発出されたこと、同ブリーフィングにおける各種コメントにおいて審判員が特定される表現や発言が避けられている中で、当該選手の行為については選手名が特定されていることをクラブとして問題視し、同様の事象発生を防ぐためにも、正式に抗議いたしました。

 クラブでは今後もフェアプレーの精神を持ち、審判団とより良い関係を構築しながら、日本サッカー界の発展に貢献していくよう努めてまいります。以上、よろしくお願いいたします。」と掲載した。

 J1第13節の鹿島-名古屋(5月14日、国立競技場)では、鹿島のFW鈴木優磨が得点後に主審をにらみ付けるような行為をしていた。前半29分のコーナキックからの先制の場面で直前に自身の反則により得点が取り消されており、その直後に得点を決めると主審に詰め寄っていた。

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