大仁田が3年以内に新団体設立へ
大仁田厚(57)が16日、都内で会見し、新団体設立構想を明らかにした。自身がパイオニアとなった電流爆破デスマッチの後継者を募集し、育成していく考え。17年10月25日に60歳を迎える大仁田は、『還暦電流爆破』を区切りに第一線から退く意向で、3年以内に団体を立ち上げ、“邪道ワールド”の今後を託したいとした。
大仁田は「電流爆破中心に人材を求める。もちろん、通常のプロレスもやれる人間を育てたい。爆破王になりたいと思う人はぜひ。女子もOK。切磋琢磨(せっさたくま)して目指してくれれば。旗揚げ戦は還暦電流爆破になるかもしれない」と話した。大仁田は89年10月に旗揚げし、トップとして率いたFMWに98年11月まで在籍したが、離脱後は団体に属していない。
また、この日、来年1月23日の大阪・ボディメーカーコロシアム第2競技場大会から、これまでの「大花火」を、爆破規模を2倍にした「超花火」に改称すると発表。「地獄に一番近いという意味で墓石(=御影石)を使用した」(大仁田)という『爆破王ベルト』を新設し、初代王者決定戦を行うと明かした。新王座はシングル戦で争い、「僕に権利はあると思う」という大仁田の出場は決定。対戦相手は邪道の指名になることが有力とした。
「超花火」は、「なにわ-」を皮切りに、3月21日の福岡「とんこつ超花火」(福岡・博多スターレーン)など全12大会を予定。爆破王の防衛戦が中心になるという。