西野皓三さん 昨年6月に死去 94歳、西野バレエ団創設 奈美悦子らスター育成

 西野皓三さん
 西野流呼吸法の塾生に手ほどきする西野皓三さん(左)=2018年
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 西野バレエ団を創設した西野皓三(にしの・こうぞう)さんが昨年6月5日に心不全のため死去していたことが22日までに西野塾の公式ツイッターで発表された。94歳。大阪府出身。葬儀・告別式は近親者のみで行った。

 大阪市立医専(現大阪市立大学医学部)在学中、宝塚歌劇団男子部に入団。バレエ教師、振付師を務めた。

 1951年、米メトロポリタン・オペラ・バレエスクール高等専門科に留学。54年、西野バレエ団を設立した。テレビ局の開設番組に携わり、NHK「歌のグランドショー」、日本テレビ「レ・ガールズ」などの企画・作・構成を担当。金井克子(76)、由美かおる(71)、奈美悦子(71)、岸ユキ(75)らをスターに育てた。

 85年、独自の「西野流呼吸法」を創始。西野塾で指導した。塾の関係者によれば、コロナ禍のため直接の指導を控え、自宅で過ごしていたが、自然死を迎えた。塾生が楽しく稽古を続けることが遺志で、公表を今まで控えていたという。

 8歳の時から大阪で指導を受けていた金井は「先生と私のテレビデビューをきっかけに、東京に来たのが思い出されます」と懐かしんだ。最後に話したのは約2年半前で「先生からお電話をいただき、私が出演している健康食品のCMを褒めてくださった」という。「本当に先生には長い間、お世話になりました」と感謝していた。

 西野バレエ団から16歳でデビューした奈美は「たくさんの生徒の中から『この子や!』と選んでいただき、とても大切に育てていただきました」と感謝。多くのことを教わったという。最後に会ったのは3年前で「ぎゅっと力強く抱きしめていただいたのが最後になりました。先生の『ナミちゃん頑張ってるなぁー』の言葉 もう聞けないのが寂しいです」と別れを悲しんだ。

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