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センバツ出場の星稜高校、グラウンドでの練習を再開 能登半島地震で地割れや亀裂

2024年2月16日 21時13分

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 3月18日から甲子園球場で行われるセンバツ高校野球大会に北信越地区代表として出場する星稜(石川)が、能登半島地震の影響で使用不可となっていた金沢市の同校グラウンドでの練習を再開した。約1カ月後の本番に向け、選手たちは元気よく白球を追っている。

グラウンドで練習に励む星稜ナイン


 16日も午後2時すぎに授業を終えたナインが続々とグラウンドに集合。ウオーミングアップやノック、走塁、打撃といった練習を丁寧に取り組んだ。冬場の金沢は北陸特有の曇り空が続くが、雲の下から時折太陽が見え隠れすると、「太陽、来たぞ!」と練習にも力が入った様子だった。
 1月1日に発生した能登半島地震では金沢でも最大震度5強を観測。学校から自転車で5分ほどの場所にある屋外グラウンドは地面の一部が地割れは発生した。また、グラウンドに向かう道路の一部にも亀裂が入ったため、立ち入り不可となっていた。そのため、1カ月以上の間、学校に隣接する屋内練習場など限られた環境で工夫しながら練習に励んできた。
 業者の修繕や整備を経て、10日からはグラウンドでの練習を再開。例年12月から2月は雪のため屋外での練習ができないことも多いが、今年は雪日が少ないため、屋外での練習ができている。主将の芦硲晃太外野手(2年)は「室内は使えたので、できることを一生懸命やっていました。外でできるようになって、今はワクワクしながら練習ができています」と前向きに語った。
 星稜は昨秋の明治神宮大会で32年ぶりに優勝。センバツでは、春夏通じて石川県勢初となる甲子園大会優勝を目指す。

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