Hey！Say！JUMP、デビュー17年目からも勢い加速 ライブツアー「PULL UP！」で51万人超動員

　アイドルグループ「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ」が２９日、東京ドームで「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ　ＬＩＶＥ　ＴＯＵＲ　２０２３→２０２４　ＰＵＬＬ　ＵＰ！」と題した公演を行った。同所での公演は来年１月１日まで４日間行われ、２２万人を動員。ツアーは１２月２３日と２４日のバンテリンドームナゴヤ公演からスタートし、来年１月１３日と１４日の福岡ＰａｙＰａｙドーム公演まで４都市１１公演で５１万５０００人を動員する。

　今回のツアーは今月６日発売のニューアルバム「ＰＵＬＬ　ＵＰ！」を引っ提げての開催。アルバムのコンセプトは「（デビューから）１７年目からも勢いを加速させるＰＵＬＬ　ＵＰ！」とあって、大木の枝が上に成長し伸びる＝ＰＵＬＬ　ＵＰ！を連想させる全長１６メートルの巨大な木のステージがセットとして用意され、メンバーたちはトロッコ８台、フロート４台でドームの中をめぐった。

　公演にあたり、山田涼介（３０）は「会場全体を今までのＪＵＭＰではない空気に包み込まれている演出になっているので、ファンのみなさんと派手に騒ぎたいと思います」。知念侑李（３０）は「年末年始、世界中でたくさんのイベントをやっていますが、その中で一番笑顔があふれる場所にしたいです」とコメントを寄せた。

　アルバムのコンセプトからコンサートの骨子まで有岡大貴（３２）が中心となって演出。リアルとファンタジーが入り交じるグループらしい世界観に仕上がったが、有岡は「今回、どの席からでも一体感とライブ感を味わっていただけるように意識しました」と狙いを明かした。

　８人は一糸乱れぬ圧巻のダンスパフォーマンスを披露。ファン待望の初披露となるシングル曲「ウラオモテ」、デジタル配信でも話題の「Ｒｅａｄｙ　ｔｏ　Ｊｕｍｐ」、ニューアルバムの収録曲「ときめくあなた」などで魅了した。メンバーたちの提案で、事前にファンクラブ会員向けにコール動画やペンライトの説明動画を公開。観客と一緒に作る演出もふんだんに盛り込まれた。