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「ジャニーズという巨大な帝国」TBS報道特集が「育てたのはテレビ局」と反省 今後も検証や報道続ける覚悟表明

2023年10月7日 20時30分

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 TBS系報道番組「報道特集」が7日、放送され、創業者の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題で事実上の解体に向かうジャニーズ事務所とTBSとの関係が検証された。コーナーの最後で日下部正樹キャスターは「ジャニーズという巨大な帝国を育てたのでは間違いなくテレビ局です」などと発言し、ジャニー元社長の暴走に沈黙を続けてきたメディアとしての自戒を込め、反省した。

ジャニーズ事務所の看板は撤去された

 番組では被害を受けた元ジャニーズJr.やTBS社内の報道や制作・編成経験者の証言などを紹介した。2004年に最高裁がジャニー元社長のセクハラ被害を認めた当時は報道局デスクを務めていた日下部キャスターは「勇気をもって声を上げた被害者の方々には、どんな言葉を尽くしてもおわびのしようもありません。私たちは報道機関として当然持つべき弱い立場の人々に寄り添う思いと想像力を欠いていました」とコメント。
 続けて「さらに深刻なのは、この問題はTBSに限らず、沈黙を続けてきたテレビ局全体の問題だということです。私たちはまず被害者の救済がどのように進んでいくかきちんと見届ける必要があります。記者会見で拍手をしている場合ではないんです」と今後も検証や報道を続ける覚悟を表明した。

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