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【中日】高橋宏斗、北谷で“ガシーン”カーブ完成 オリックス山本伝授「体全体の使い方。ものにしたい」

2023年1月31日 05時45分

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笑顔でキャッチボールする高橋宏

笑顔でキャッチボールする高橋宏

 中日の高橋宏斗投手(20)が30日、春季沖縄キャンプでオリックス・山本から学んだカーブの完全習得を目指す考えを明かした。右腕の言葉を借りれば「ガシーン」と曲がる必殺の一球。北谷のブルペンで“ガシーンカーブ”を完成させ、侍ジャパンの合宿が行われる宮崎へ乗り込む。2月1日のキャンプインに向け、同日は立浪和義監督(53)ら首脳陣13人、選手70人、スタッフ29人が沖縄入りした。
 言葉の端々から自覚がにじむ。「沖縄では調整で済ませるつもりはない。まずはチーム内の競争に勝てるようにしたい」。グレーのスーツに水色のネクタイを締めて沖縄入りした高橋宏は3年目のキャンプに向け、意気込みを語った。
 北谷に来る意味は調整ではなくレベルアップ。「しっかりとやってきたことを継続する」とブルペンでの課題の一つに挙げたのがカーブだ。右腕の軸は最速158キロの直球と宝刀・スプリット。昨季はこの2球種が投球の8割以上を占め、さらにカットボールも1割と要所で交ぜた。だがカーブは全体の6・9%。打者への意識づけの意味合いで投げる球種ではあるが、ストライク率45・6%は「最低でも50%はないと」と不満顔。自在に操れれば投球の幅が広がるのは言うまでもない。
 イメージする放物線は「“ガシーン”って曲がる感じです」。擬音で伝えたかったのは、2人の軌道。小笠原とオリックス・山本だ。ともに一級品のカーブを操り、両者ともストライク率は7割に迫る。カウント球にも勝負球にも使う投球スタイルは高橋宏もあこがれる。
 2カ月間、ともに自主トレした山本からは握りや投げ方のコツを教えてもらった。「言葉で説明するのは難しいですが、小手先じゃなくて体全体の使い方。ものにしたいですね」と北谷のブルペンで必殺の一球の完成を目指す。
 仕上がりは順調そのもの。「2月1日に試合があっても投げられる。いけと言われたらいく準備はできてます」と言う。立浪監督や落合ヘッド兼投手コーチと相談になるが、「侍ジャパン」が合宿を張る宮崎へ移動するまでに対外試合やシート打撃に登板し、対打者へ投げることも思い描く。
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