本文へ移動

中日・高橋宏斗が球団8人目の高卒2年以内5勝目 今季ヤクルト戦は3戦3勝

2022年9月5日 06時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
中日 高橋宏

中日 高橋宏

 中日は4日、神宮球場で行われたヤクルト戦に6―3で勝ち、先発の高橋宏斗投手(20)が6回途中4安打3失点で5勝目を挙げた。高卒2年目以内での5勝は、2017年の小笠原以来、球団史上8人目となった。打線は6回に約2カ月ぶりとなる1イニング4得点を挙げるなど、右腕を強力援護。岡林勇希外野手(20)と土田龍空内野手(19)の若竜コンビはそろって3安打と躍動した。
 プロ初勝利を挙げた地で踏ん張り、5勝目をつかんだ。先発の高橋宏が5イニング1/3を4安打3失点。6回に村上に51号2ランを献上するも、10奪三振の力投を見せた。高卒2年目以内での5勝は、2017年の小笠原以来で球団史上8人目。今季ヤクルト戦は3戦3勝で、先発投手でリーグ最多に躍り出た。
 成長は見せた。約4カ月半ぶりの対戦に「ゼロにこだわらず、相手よりも少なくというのを意識します」。掲げたテーマは最少失点だった。
 初回に味方が先制し、3回までは無安打投球。2―0の4回に無死一塁から山田に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びるも「よく1点で収まったと思います」。ギアを上げ、無死二塁で4番・村上は高めの151キロ直球で空振り三振。続くオスナは右前打で1死一、三塁とされたが、サンタナを直球、内山壮をスプリットで連続三振に仕留めた。
 このまま波に乗りたかったが、「打たれるべくして打たれました」。5点リードの6回、要警戒で挑んだ相手に脱帽の一発を食らった。先頭の山崎に四球を与え、1死後に村上に2球目の外角への変化球をバックスクリーン左に運ばれた。ここで降板となった。村上には4月20日の本拠地での対戦に続く被弾。いずれも失投ではなかった。帽子を取って思わず苦笑いも「先頭のフォアボールがホームランよりいけないです」。反省材料はしっかり見つかった。
 自身は3戦連続のビジター登板。新幹線の移動は睡眠時間としているが、最近は遠征先の部屋でのドラマ鑑賞が楽しみになっている。今ハマっているのはネットフリックスで配信されている韓国ドラマで、主人公の新人弁護士が成長していく姿を描いた物語。「面白いですよね。しっかり楽しんでいます」。野球から離れ、別世界に浸るのも欠かせない時間。球場では「いろいろと試しながらビジターの雰囲気を楽しんでいます」と球場ごとにキャッチボールやストレッチの開始時間を変えるなどして投球に備えている。
おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ