霊峰白山の美切手に　各600シート、15日発売

2022年7月8日 05時05分 (7月8日 12時10分更新)

「絶景と花々の２種」

　日本郵便北陸支社（金沢市上堤町）が十五日、霊峰白山（二、七〇二メートル）の美しい写真をあしらった「オリジナルフレーム切手」二種類を県内二十四カ所の郵便局で発売する。いずれも税込み千三百三十円で、各六百シート限定。なくなり次第終了。同日から、白山山頂近くの白山室堂ビジターセンター（白山市白峰）に期間限定で開設される、白山山頂郵便局でも取り扱い、登山客に夏山の思い出にしてもらう。（吉田拓海）

白山の絶景を取り入れた「霊峰白山」のオリジナルフレーム切手の見本＝日本郵便北陸支社提供

　発売する切手は、白山の絶景を写した「霊峰白山　ＨＡＫＵＳＡＮ（ハクサン）」と、高山植物の宝庫として知られる白山の花々を写した「花の白山　ＨＡＫＵＳＡＮ」の二種類。いずれもシール式の八十四円切手が十枚セットになっている。シートはＢ５サイズ。

　霊峰白山の切手は、白山で最も高い「御前峰（ごぜんがみね）」から眺めた雲海に、同心円状に虹が広がる自然現象「ブロッケン」が出現した様子を写した写真を載せ、山頂付近に広がる「翠ケ池（みどりがいけ）」と満天の星を写した写真や、山頂のパノラマ写真などを切手に仕上げている。

白山に咲く高山植物を写したオリジナルフレーム切手「花の白山」の見本＝日本郵便北陸支社提供

　花の白山の切手では、白山の名を冠すサクラソウの仲間「ハクサンコザクラ」や、薄紫色の小花が咲く「ハクサンフウロ」、県花に指定されている「クロユリ」など十種類の花を題材にした切手を配置。「雲上のお花畑」を写した風景写真も楽しめる。

　白山山頂郵便局は、例年、山を訪れた記念に手紙を出す登山客らに親しまれていたが、コロナ禍での中断を挟んで約三年ぶりに開局する。八月二十一日まで。

　販売は店頭のみで、白山山頂郵便局も含む同市内の全郵便局と、金沢中央、金沢南、粟崎、津幡の各郵便局で扱う。同支社広報担当の杉本華代さん（３６）は「ぜひ切手を手に取っていただき、白山の自然の素晴らしさを楽しんでもらえれば」とＰＲする。

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