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【中日】高橋宏斗、最速160キロ突破のヒントはサイ・ヤング賞2度デグロム…福谷が投球フォーム“分析”

2021年12月14日 06時00分

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フォームを確認しながら、ネットスローする高橋宏

フォームを確認しながら、ネットスローする高橋宏

  • フォームを確認しながら、ネットスローする高橋宏
  • トレーニングする高橋宏(右)=津市のみどりクリニックで(福谷提供)
 中日の高橋宏斗投手(19)が13日、ナゴヤ球場で自主練習し、米大リーグメッツの剛腕ジェイコブ・デグロム投手(33)をモデルに、フォーム改善に取り組む考えを明かした。福谷浩司投手(30)らと津市で行った自主トレで同投手のフォームと比較。サイ・ヤング賞2度のMLBを代表する右腕の体の使い方を研究し、最速155キロから160キロへジャンプアップの足掛かりにする。
  ◇    ◇
 プロ野球選手として初めてのオフを過ごす高橋宏が、お手本となるビッグネームの名前を明かした。福谷に弟子入りして7~9日に梅津とともに率いられ、足を運んだ津市のスポーツ整形外科「みどりクリニック」で自主トレ。課題と向き合った3日間の成果に、声を弾ませた。
 「クリニックでは、デグロムのフォームとよく比較されました。フォーム的にも、自分が教えてもらったことができている投げ方だったので、参考というか、良い見本になると思いました」
 初日のシャドーピッチングで、右肩甲骨の可動域の狭さを指摘された。理想として示されたのがデグロム。球速100マイル(約161キロ)超えの直球を武器に、サイ・ヤング賞に2度輝いている。故障もあって今季7勝どまりも、防御率は圧巻の1・08をマークした。
 MLBトップクラスの実績以上に、前々から気にしてきた右腕だ。投球時に踏み出した左膝が開く癖をプラスにすべく、行き着いたのが同じ膝の使い方をするデグロムだった。
 この日は福谷が見守る中、中日屋内練習場で左手で肩甲骨の動きを確かめながらネットスローを繰り返した。「もっと見栄えのいいピッチングになると思う。力感があるように見えなくても、160キロ出る形があの形だと思う」と話し、迷いなく“デグロム化”へ突き進む。
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