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ジャニーズ公演で満員実験 愛知県と政府、接種・陰性を確認

2021年12月12日 16時00分 (12月12日 16時53分更新)
ワクチン接種かPCR検査陰性の証明が確認できた観客にリストバンドを着けるスタッフら=名古屋市南区の日本ガイシホールで

ワクチン接種かPCR検査陰性の証明が確認できた観客にリストバンドを着けるスタッフら=名古屋市南区の日本ガイシホールで

 日本ガイシホール(名古屋市南区)で開かれたアイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の満員のコンサートで十一日、新型コロナウイルスのワクチン接種かPCR検査陰性の証明を活用して行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験が行われた。
 パッケージは、感染対策と経済活動の両立を目的に政府が構築した仕組み。県内では既にサッカーJ1の試合やコンサートで主催者が活用しているが、今回は県が政府と共同で実施した。十一、十二両日の計四公演で収容率を100%に緩和し、各公演で約六千二百人の観客を入れる。
 実験では、県が主催者から入場者リストを入手して事前に連絡。約九割からワクチン接種証明を事前にオンラインで提出してもらい、残り一割にはPCR検査キットを送付して協力してもらった。
 会場では、コンサート前に観客が県の特設ブースに並び、県からの確認通知メールと身分証明書をスタッフに提示した。県防災危機管理課の担当者は「観客の協力でスムーズに行えた。効果や費用を検証し、さらに日常生活が取り戻せるように生かしたい」と話した。
 (梶山佑)
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