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【ロッテ】育成出身の和田康士朗が初の盗塁王 史上最少「24打席」でタイトル獲得 同僚荻野も盗塁王

2021年10月30日 17時59分

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初の盗塁王を獲得したロッテ・和田

初の盗塁王を獲得したロッテ・和田

◇30日 ロッテ3―5日本ハム(ZOZOマリン)
 ロッテの和田康士朗外野手(22)が初の盗塁王に輝いた。シーズン中は代走での起用が多く、わずか24打席に立っただけ。1リーグ時代だった1944年に呉昌征(阪神)が記録した93打席を塗り替える史上最少打席でのタイトル獲得となった。
 チームメートの荻野貴司外野手(36)もシーズン24盗塁で初の盗塁王に輝き、35歳シーズンでタイトルを手にした1982年の福本豊(阪急)、87年の大石大二郎(近鉄)、2016年の糸井嘉男(オリックス)を抜いて最年長タイトル記録も塗り替えた。プロ12年目でシーズン全試合出場も果たし、最多安打との2冠にも輝いた。
 同一球団から2人の盗塁王が生まれるのは戦前を含めて史上初の快挙となった。源田(西武)、西川(日本ハム)も24盗塁をマークしており、4選手が同時に盗塁王となるのも史上初だ。
 24盗塁でのタイトルは2リーグ制となった1950年以降では93年の緒方耕一(巨人)、石井琢朗(横浜)に並ぶ最少記録。1リーグ時代を含めた史上最少数での盗塁王は35試合制だった1938年春の江口行男(名古屋金鯱)で14盗塁。
 和田は埼玉県出身で、BCリーグ富山から育成1位で2018年に入団。昨年6月に支配下選手に登録され、昨季は23盗塁。50メートルを5秒8で走る俊足を誇る。

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