本文へ移動

嵐、万感の第1章ラストステージで28曲熱唱…大野智「またいつか人のためになれるように」

2021年1月1日 04時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
笑顔で話す嵐のメンバー。左から相葉雅紀、二宮和也、櫻井翔、松本潤、大野智

笑顔で話す嵐のメンバー。左から相葉雅紀、二宮和也、櫻井翔、松本潤、大野智

 アイドルグループ「嵐」が31日、無観客の生配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」をもって活動を休止した。第1章のラストステージは、通算58回目となる東京ドーム。KinKi Kidsと並びコンサート回数が史上最多タイとなった大舞台で、NHK紅白歌合戦の生中継出演をはさんで全28曲を披露した。メンバーそれぞれが万感の思いを胸に、21年分の応援への感謝を込めて全力パフォーマンスを届けた。
   ◇   ◇
 午後8時に第1章最後のステージが幕を開けた。セットリストはメンバー5人で考え、松本潤(37)が東京ドームの巨大空間で最新技術を取り入れた演出を考案。巨大センターステージのど真ん中にそびえ立つタワーの頂上で輝くミラーボール(高さ25メートル)からメンバーが登場した。
 ステージのセット裏には2つの部屋を用意。鏡張りの空間で照明とレーザーのみを使用した「LIGHTRoom」から、最新アルバム収録曲「いつか秒針のあう頃」を初披露したほか、LEDに囲まれた空間でCGを駆使する「XR Room」からは「台風ジェネレーション」「君のうた」などを届けた。
 途中、紅白歌合戦に出演するために中断した際、メンバーへのサプライズで視聴者から感謝のメッセージを募集。「感謝カンゲキ雨嵐」を歌う場面で、そのメッセージが天井を覆い尽くすように流れた。東京ドームの客席など置かれた5万5000本のペンライトがそれぞれのメンバーカラーに染まる中、メンバーが一人ずつあいさつした。
 櫻井翔(38)は「僕たちはきっと来年以降も結構会うと思います。ご飯行こうよとか飲みに行こうよとか。でも個人的には、それは嵐に似た何かなんじゃないかと」と「いつかまた『僕たちが嵐です』と胸を張って言えるそのときまで。21年間ありがとうございました」と語った。
 大野智(40)はほかのメンバー4人に対し、「20年以上一緒にいますが、一番思うこと、感謝していることは人としての人間力、人間性だと思っています」と感謝。自身の今後は「明日から自分のことを考えて、自分の時間を生きてみようと思います。またいつか人のためになれるように」と宣言した。
 二宮和也(37)は「今日(メンバーの)みんなと会って、リハーサルだろうと(ライブの)本番でも変わらず楽しめるのは、やっぱり嵐はすごいと痛感しました」としみじみ。
 相葉雅紀(38)は、初めてメンバーに手紙を書いたとき、「トップになろうね」と書いたことを回想しながら「今日わかったのは、僕を除いた4人のメンバーが人として、人間としてトップなんだなと」と語ると「そんなトップの4人と21年間やってこられたのは僕の宝物です」と涙をぬぐった。
 松本も声を震わせながら胸の内を吐露。21年間の活動について「満足っちゃあ満足だし、満足できていないこともたくさんある。そんなことを胸にこれからも歩いていこうと思います。時には5人で飲んでいろんな思い出話ができればいいと思います」と呼びかけた。
 テレビで姿を見ない日はないほど、嵐に人生をささげてきた5人。一度立ち止まってみたら、きっと別の世界が見えるだろう。この充電期間をへて、さらに個々がパワーアップし、再びステージで集結する姿をファンは待ち望んでいる。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ