渡哲也さん「最後の映画は…吉永さんとの大ラブシーンを！」3年前、“銀幕の戦友”にラブコール

2020年8月14日 23時14分

吉永小百合

吉永小百合「泳いで　恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか」

　女優の吉永小百合（75）が数々の映画やCMで共演した渡哲也さんを悼んだ。2人は1966年の映画「愛と死の記録」で初共演、2000年の映画「長崎ぶらぶら節」まで計9本と銀幕を彩った“戦友”へ最後の思いをつづった。

　「夏の海が大好きだった渡さんは、泳いで　泳いで　恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか。大きな病気を何度も乗り越えてこられたのに残念です。ご冥福を心からお祈りいたします」

　宝酒造の清酒「上撰松竹梅」のCMでは計10度も共演した。2017年のCM撮影時、渡さんは「最後の（映画の）1本は吉永さんとの大ラブシーンを！！」と猛烈なラブコールを送っていた。吉永も「完全復帰されて、ぜひ大人の恋の物語をやりましょう」と応じていた。そして、相思相愛の姿もあった。

　渡さん「年齢相応にすてきになっていく」

　吉永「とてもシャイでチャーミング」

　最後の共演となった昨年のCM発表時、宝酒造の日本酒の国内売り上げが1位になった。吉永は「渡さんと撮影でご一緒した『松竹梅』が日本一になったことをとても喜んでおります。今年も渡さんと楽しい現場で新しいコマーシャルを作りました。ご期待ください」とPRしていた。

　渡さんと吉永。半世紀以上にわたって映画、CMで共演し、数々の歴史を刻んだ。しかし、病と闘い続けた渡さんが切望した映画での「大ラブシーン」は幻となった。