通算2オーバーの4位でフィニッシュし、初めて日本アマの出場権を獲得した前田

 ゴルフの中国アマチュア選手権は18日、下関市の下関GC(7002ヤード、パー72)で決勝ラウンドがあった。4位で出た元広島東洋カープの前田智徳(鷹の巣)は74で回り、通算2オーバー、218で4位のままフィニッシュ。上位11人に与えられる日本アマチュア選手権の出場権を初めて獲得した。

 土砂降りの雨の中、50歳の前田が燃えた。前半で二つスコアを落とし、「何度ももう無理だと思った」と振り返る。それでも「自分なりの戦いを貫く」と言い聞かせた。後半は13、16番でバーディーを奪うなどパープレー。悪天候でスコアを崩す選手が続出する中、忍耐強くプレーし続けた。

 ラウンド終了後、日本アマ出場が決まったことを知ると、「うそでしょ。本当に?」と驚き、頭を抱えた。実は日本アマがある29日から7月2日の期間中は仕事が入っており、「(日本アマに)出られると思っていなかった。出場するかどうかはこれからちょっと考える」と答えた。