ＢＲＩＣＳ、サウジやイランが加盟へ－24年から11カ国体制

新興５カ国（ＢＲＩＣＳ）は南アフリカ共和国で開催した首脳会議で、サウジアラビアなど６カ国を新たなメンバーとして迎え入れることで合意した。2010年以来となる加盟国拡大で、世界的な影響力を強めたい考えだ。

　　現在のＢＲＩＣＳはブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカ共和国から成る。南アのラマポーザ大統領はヨハネスブルクでの首脳会議で24日、サウジとイラン、エジプト、アルゼンチン、エチオピア、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）が2024年１月１日にＢＲＩＣＳに正式メンバーとして加わると発表した。 

　　ＢＲＩＣＳの拡大は世界情勢を巡り先進国から成る主要７カ国（Ｇ７）に対抗する上で、新興国の影響力を高める可能性がある。今回のＢＲＩＣＳ首脳会議に先立ち、20カ国余りが正式に加盟申請を行っていた。

　　ラマポーザ大統領によると、ＢＲＩＣＳはまた加盟国の財務相と中央銀行総裁に対し、地域通貨や決済手段、プラットフォームに関する問題を検討し、次回の首脳会議で報告するよう指示した。

　　中国の習近平国家主席は首脳会議で、ＢＲＩＣＳ拡大は途上国間協力の歴史的かつ新たな出発点だと指摘。また、自身が提唱している「グローバル発展イニシアチブ（ＧＤＩ）」を実施するため中国は近く100億ドル（約１兆4500億円）の基金をスタートさせると明らかにした。具体的な開始時期などには触れなかった。

　　オンラインで参加しているロシアのプーチン大統領は、国際社会におけるＢＲＩＣＳの影響力を加盟国が拡大し続けると述べた。

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原題：BRICS Latest: Bloc Invites Saudi, Iran, Four Others as Members、Xi Praises BRICS Expansion, Calls For Boosting Cooperation、Xi Says China to Launch $10b of Fund for Global Development、Putin Says BRICS Will Continue to Broaden Global Influence、BRICS Set to Invite Saudi Membership in Bid for Greater Clout（抜粋）