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ウクライナ、NATO加盟を正式申請-戦時中の承認は困難か

Volodymyr Zelenskiy, Ukraine's president, on a monitor during the UN General Assembly in New York on Sept. 21, 2022. 

Volodymyr Zelenskiy, Ukraine's president, on a monitor during the UN General Assembly in New York on Sept. 21, 2022. 

Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

ウクライナは30日、北大西洋条約機構(NATO)加盟を正式に申請した。ただ、NATOは第三国からの攻撃に対し加盟国が互いに防衛することで合意しているため、ロシアとの全面的な対立を避けようと慎重に対応する可能性が高い。

  ゼレンスキー大統領はウクライナ国民向けのビデオ演説で、加盟手続きを加速する申請について発表した。ウクライナは基準を満たしており、「NATO加盟への道筋」は既にあると話した。

  NATOのストルテンベルグ事務総長は30日遅く、ブリュッセルで記者団に対し、欧州の全ての民主的な国に対して門戸をなお開いていると発言。ウクライナには自身の将来を選択する権利があるとしたが、現在はウクライナ政府への支援に注力していると述べた。

  ウクライナが現在、ロシアと緊張状態にあることから、加盟手続きを進めることさえ、NATOが合意しない可能性もある。ロシアのプーチン大統領はNATO拡大がロシアの脅威になっていると繰り返し主張している。

原題:Ukraine Launches NATO Bid Despite Long Odds on Wartime Move (1)(抜粋)

 

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