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ソフトバンク:配車アプリのグラブタクシーに約300億円出資

更新日時

タクシー配車アプリのグラブタクシ ー・ホールディングスは孫正義氏のソフトバンクから2億5000万ドル (約300億円)の出資を受けた。グラブタクシーはウーバー・テクノロ ジーズと東南アジア市場で競合している。

ソフトバンク・インターネット・アンド・メディアはグラブタクシ ーの最大出資者になると、同社創業者のアンソニー・タン氏が3日、バ ンコクでのインタビューで語った。出資の詳細には触れなかった。4日 付のリリースによると、同社はこの1年2カ月で約3億4000万ドルを調 達した。

グラブタクシーはハーバード経営大学院卒業のタン氏が2012年に創 立。シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスや、ア リババ・グループ・ホールディングを支援するGGVキャピタルも出資 者に含まれる。

リリースによると、グラブタクシーはシンガポールやマレーシア、 タイなど東南アジア6カ国17都市で営業し、登録運転手の数は6万人と この1年で4倍に増えた。月に1回以上、同社アプリを利用するユーザ ーは現在50万人という。

ソフトバンク・インターネット・アンド・メディアのニケシュ・ア ローラ最高経営責任者(CEO、ソフトバンク副会長)はリリースの中 で、ソフトバンクは東南アジアでの事業拡大でグラブタクシーを支援す ると表明している。

ソフトバンク・インターネット・アンド・メディアは10月、インド で配車サービスを運営するANIテクノロジーズ(通称オラ)に、オラ の既存株主とともに総額2億1000万ドルを出資すると発表した。

原題:GrabTaxi Gets $250 Million From SoftBank as It Fends Off Uber(抜粋)

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