４℃がチャリティージュエリーを発売　途上国の女性支援

　ジュエリーブランドの４℃（ヨンドシイ）は、飲料水の確保など「水」をめぐる問題に苦しむ途上国の女性らを支援するため、チャリティージュエリーを６月５日から限定発売する。

　４℃を展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツによると、１日２０リットルの水を手に入れるのに３０分以上歩かなければいけない人たちが世界中で１１億人おり、水汲みなどの重労働につくのは大半が女性。女性用トイレがないため、学校に行けない子どもたちも少なくないという。

　チャリティージュエリーは、４℃のクリアリング（３１５０円）と、姉妹ブランドＥＡＵ　ＤＯＵＣＥ４℃のダイヤモンドネックレス（８４００円）、ｃａｎａｌ４℃のクリアウオッチとブレスレット（１５７５円）。売上金の一部が支援活動に使われる。

　「４℃」とは、氷の張った池などの底にある水の温度。同社は、凍り付いた水面下でも魚などが生息できる「安息の場」を象徴している言葉としてブランド名に選んだ。そのつながりで、水を通した社会貢献に取り組んでおり、０８年６月からＮＰＯ法人日本水フォーラムと共同プロジェクトを設立し、水と衛生にかかわる問題を抱える女性を支援している。