2016年4月18日 月曜 よる9:00から

月曜名作劇場特別企画
横山秀夫サスペンス 陰の季節

「月曜名作劇場」の画像

みどころ

4月18日(月)と25日(月)の月曜名作劇場は特別企画として横山秀夫サスペンスを2週にわたって放送する。
第1弾は『陰の季節』。横山秀夫の名を世に知らしめた第5回松本清張賞受賞作である。
2000年から同時間帯の2時間ドラマ枠でシリーズ化された名作を、仲村トオルを新たな主人公に迎えてお送りする。

大物OBが警察組織の掟に背いた
それを撤回させるべく二渡は調査を開始するが……

警察という組織には様々な顔がある。殺人、強盗、放火、詐欺、薬物事犯などを捜査する刑事部、市民生活の安全を担う生活安全部、テロ警戒や要人警護、災害対策や人命救助などを担当する警備部、交通関係全般を扱う交通部。
そして、これらを組織として束ね陰で支える管理部門が「警務部」だ。警務部は主に警察職員の人事・福利厚生・教育などを担当し、警察職員が被疑者となった事件の捜査も行う。また、広報、情報管理なども担当する。
警察ドラマでありながら、主人公の二渡(仲村トオル)は警務部警務課の調査官。刑事ではない男が事件と向き合う。重厚で骨太な2時間をお楽しみに。

あらすじ

平成13年3月1日。赤間警視正(滝藤賢一)が新たな警務部長として県警に着任した。警務部長は県警のナンバー2で警察庁のキャリアが就任する。データ魔の赤間は警務課職員たちに早速あれこれとケチをつける。警務部警務課の調査官・二渡(仲村トオル)は赤間が異動するまでの辛抱だと同僚をフォローする。
そんな県警に静かな大事件が勃発した。元刑事部長で建設業界の団体に天下った尾坂部(伊武雅刀)が期限を過ぎても辞めないと言い出したのだ。OBたちのポスト調整も警務部の重要な仕事。歯車がひとつ狂えば行き場を失う者も出てくる。警察組織の掟は守ってもらわねばならない。二渡は尾坂部を説得すべく調査を始める。まず声をかけたのは連続殺人事件の捜査をしている刑事課長の前島(千葉哲也)。しかし前島は尾坂部が現職を続けることを既に知っていた。直接話をすべく尾坂部邸を訪れるが、尾坂部は関係ないと言い残して立ち去ってしまう。その後も何とかして退任させようと調査を続けるうちに、二渡は尾坂部が未解決事件を追っているのではないかと感じ始める。
一方、県警では別の問題も起こっていた。ひったくり犯の似顔絵を描き事件を早期解決に導いた鑑識課の警官・平野巡査(山下リオ)が無断欠勤しているという。さらにはその翌日、平野が失踪したという連絡が入った。女性警察官担当の七尾(和久井映見)は鑑識課長の森島(西沢仁太)に話を聞くが、同行した二渡は森島の言動に違和感を覚える。

キャスト

二渡真治:仲村トオル
七尾友子:和久井映見
上原勇三:長谷川朝晴
平野瑞穂:山下リオ
前島泰雄:千葉哲也
森島光男:西沢仁太
青木源一郎:浅見小四郎
尾坂部かや子:根岸季衣
赤間 肇:滝藤賢一
尾坂部道夫:伊武雅刀

スタッフ

製作:
コブラピクチャーズ
TBS

原作:
横山秀夫「陰の季節」「黒い線」
(文春文庫刊「陰の季節」所収)

脚本:
窪田信介

監督:
榎戸耕史

企画:
越智貞夫

プロデューサー:
伊藤正昭

アソシエイトプロデューサー:
木村理津

編成:
永山由紀子

ページトップへ