大死闘!! 棚橋が“中邑を下し、2度目の『G1』優勝!!
試合後には、“宿命のライバル同士”が歴史的握手!!
天龍がオカダを挑発! 蝶野、武藤がサプライズ登場!!
『G1 CLIMAX 25』最終戦となる本日は、メインでAブロック1位の棚橋弘至と、Bブロック1位の中邑真輔による優勝決定戦が行なわれた。
第1回『G1』の決勝を争った蝶野正洋と武藤敬司が特別解説として、実況席から見守る中で始まった、運命のライバル同士の一戦。最終決戦にふさわしい、両雄の死力をつくした攻防に場内は大熱狂。最後は棚橋がハイフライフロー2連弾で30分を越す熱闘を制し、2007年以来、自身2度目の『G1』覇者に。試合後、棚橋は中邑の握手に応え、互いの健闘を称えた。
続いて棚橋は「夏を極めました! みんなのおかげです、ありがとうございました! 今日で『G1』は終わりますけど、これからもプロレスを応援してください!」と勝利のマイク。そしてアンコールを含め、エアギターを3度披露し、最後は「愛してま〜す!」と歓喜の叫びをとどろかせ、真夏の祭典を締めくくった。
セミファイナルではオカダ・カズチカがROHのキングダムと共に、AJ率いるBULLET CLUBと激突。BULLET軍が息の合った連携で主導権を握るも、オカダが大奮闘。しかし、AJと得意技の応酬の末、スタイルズクラッシュのエジキに。IWGPヘビー級王者がまさかの敗北を喫した。
第7試合ではIWGP Jr.ヘビー級王者のKUSHIDAが、リコシェを相手に初防衛戦。リコシェの驚異の空中殺法が王者を追い詰めるも、KUSHIDAもグラウンドで相手のスタミナを奪い、最後はこだわりのホバーボードロックでギブアップ勝ちをスコア。
第6試合ではIWGP Jr.ヘビー級王者組のヤングバックスが、挑戦者組にreDRagonを迎えて2度目の防衛戦。攻守が目まぐるしく入れ代わる熱戦の末、reDRagonがチェイシング・ザ・ドラゴンで王座奪還に成功した。
第5試合では新日本本隊同士が6人タッグマッチで激突し、飯伏がフェニックススプラッシュで本間をピンフォール。試合後は柴田勝頼と内藤哲也、飯伏幸太と真壁刀義が番外戦を繰り広げた。第4試合では6人タッグでCHAOSがBULLET CLUBに勝利を収め、第3試合では『G1』で存在感を示したマイケル・エルガンが、YOSHI-HASHIに持ち前のパワー殺法で激勝。
また、第5試合終了後には、11月15日に両国国技館で引退する“ミスタープロレス”天龍源一郎が登場。オカダに対して対戦をアピールすると、オカダもこれを受諾。試合に向けて今後の動向に注目が集まる。なお、大会開始前にはROHの代表者としてデリリアスが挨拶のためにリングイン。今後の新日本との交流強化を示唆すると共に、「2016年にROHがやってきます」と、団体での上陸を予告した。