試合情報

中日ドラゴンズチーム名東京ヤクルトスワローズ

 
  7 ミレッジ
  4 田中
  8 上田
  9 バレンティン
  6 川端
  5 宮本
  1 バーネット
  2 相川
  3 武内

球場:ナゴヤドーム 観衆:23,264人

 
  8 大島
  4 荒木
  6 井端
  7 英智
  3 ブランコ
  9 平田
  5 森野
  2 谷繁
  1 浅尾
  0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
   
  0 0 0 0 0 0 0 4 X 4
中日ドラゴンズ
山本昌、川上、山井、浅尾 - 谷繁
東京ヤクルトスワローズ
村中、押本、赤川、山本哲、バーネット - 相川
浅尾(3試合1勝0敗0S)
山本哲(1試合0勝1敗0S)
ブランコ1号満塁(8ウラ、バーネット)
■2回、一死三塁で先制タイムリーを放った相川選手 「打ったのはシンカー。宮本さんが三塁に行ってくれたのが大きかった。自分が還す気持ちで、少々ボールでも振っていくつもりだった。勝ちたい気持ちだけで食らいついていきました」 ■荒木チーフコーチ兼投手コーチ 「(スワローズ先発・村中投手について)初回はだいぶ硬かったが、2回からは本来の腕の振りができだしてきた。真っ直ぐあってのピッチャーだし自分のストレートに自信を持っていってもらいたい。後のことは考えず、いけるところまで飛ばしていってもらいたい」 ■6回途中、4安打無失点と力投した先発・村中投手 「どうしても気負ってしまう試合だが、力以上のことはできない、今自分ができることだけを全力でやろうと思ってのぞみました。野手のみんなの声・守備に助けられ、リリーフに助けてもらい、なんとかゼロでいくことができました。チームが勝つことを信じて応援します」

小刻みな継投で逃げ切りできず…8回に満塁弾許し逆転負け

15日、ナゴヤドームでのクライマックスシリーズ・ファーストステージ、中日ドラゴンズ第3戦、スワローズは中盤以降何度もピンチを凌いで、相川選手のタイムリーで奪った1点を守ります。しかし、上位打線にまわった8回に四球などで走者をためると、ブランコ選手に逆転満塁弾を浴びて逆転負けとなりました。

勝てば2年連続のファイナルステージ進出となる決戦。

初回は互いに絶好の先制機を逃しますが2回、スワローズは先頭・宮本選手がセンター前安打で出ると、福地選手のショートゴロでエンドランがかかり一死二塁へ。続く相川選手の打席の初球、宮本選手が三盗を完璧に成功させます! そして相川選手がライト前タイムリー!! ベテラントリオの鮮やかな攻撃で先制点を叩きだしました。

援護をもらった村中投手。3回には宮本選手の好守などで初めて三者凡退に打ちとります。4回、先頭・井端選手にレフト前安打、ブランコ選手に四球などで二死二、三塁とされますが、森野選手をセカンドゴロに!!

対するドラゴンズは4回から2番手・川上投手が登板。5回二死から畠山選手とバレンティン選手の連打でチャンスを作りますが、川端選手がショートゴロ。追加点を奪えません。6回には3番手・山井投手へ交代。福地選手のライト前安打などで二死一、二塁とするも、ミレッジ選手が見逃し三振に倒れてしまいました。

直後の6回裏、1点を守り続けてきた村中投手は、荒木選手を歩かせて先頭打者の出塁を許します。迎えるはクリーンナップ。井端選手にレフト前安打を浴びるなど一死一、二塁のピンチで降板し、押本投手がマウンドへ。ここで宮本選手が、ブランコ選手の鋭いライナーを三塁線へ横っ飛びキャッチ!! 続く平田選手もショートフライに打ちとり、ドラゴンズの反撃を阻止!!

スワローズは7回から赤川投手が連投。逃げ切りたいところですが、8回、ライト前安打の大島選手を二塁に置くと、CS初登板の山本哲投手に代わりますが井端選手へ四球。一死一、二塁で今度はバーネット投手を送り込みます。和田選手にフルカウントから四球を与え満塁。そしてブランコ選手にカウント3-1から投じたストレートを、レフトスタンド中段へ運ばれ1対4と逆転されました。

味方打線も7回から3イニング連続で無安打。2回の1点を守りきれず、そのまま敗れました。スワローズはファーストステージを1勝2敗とし、2年連続のファイナルステージ進出とはなりませんでした。

先発・村中投手は、5回1/3を被安打4、奪三振2、与四球2の無失点。
2番手・押本投手は、2/3回を無失点。
3番手・赤川投手は、1回1/3を被安打1の1失点。
4番手・山本哲投手は、0/3回を与四球1の1失点でCS1敗目。
5番手・バーネット投手は、2/3回を被安打2(被本塁打1)、与四球1の2失点でした。

打線は6安打。相川選手が4打数2安打1打点と奮闘しました。

ヒーローインタビュー
選手コメント

■小川監督
「再三のチャンスで得点できなかった。それまで凌いでいたが、仕方がないですね。(8回の継投の場面について)バーネットは昨日2イニング投げていたので、力が入ってしまった。あそこのポジションで1年間やってきた。こんな使い方だが、結果に関してはやむを得ない。(赤川投手には8回を投げ切ってほしかった?)本当は。結果的に、最終的にですが赤川を続投させていれば良かったということになる。僕の継投ミスです。(打線について)3試合で3得点ですから。ドラゴンズにああいう継投をされるとなかなか打てない。勝つためには点数を取らないといけない。力の差だと思います。(来季にむけて)これからゆっくり考えます」

■今季初の三盗成功、先制点を呼び込んだ宮本選手
「試合を優位にしないといけないので点を取れたことは良かった。ピッチャーに負担をかけてきたので。(初球で三盗)初球だけは狙っていた。むこうも走ってくるとは思わないだろうし、初球で決められればと思っていた。(今日の試合について)もちろん点を取れなくてピッチャーに負担もかかった。でも、強いチームなら、最後の2回を守りきれた。力尽きた感じ。もし相手と逆の立場だったら、ドラゴンズは勝っていたかもしれない。点を取れなかったことよりも、2回を守りきれなかった悔しさのほうが強い」

■7番センタースタメン、現役引退が決まっている福地選手
「最後、ああいうふうに監督にスタメンで使ってもらって期待に応えようとやりました。正直いつまでも野球をやりたい気持ちもあるけど、勝負なので。勝負に負けてしまったので。(2回、エンドランの場面)そういうサインだったので強いゴロ以外は進塁できると思っていました。(8回、守備交代となったときにスコアボードを見つめてベンチへ)最後にスコアボードの自分の名前を見ていました」

■6回途中無失点と粘投した村中投手
「一生懸命投げました。あそこまでが精一杯でした。野手に助けてもらったり…でも、勝てなかったのが悔しいです」

■連投のマウンド、満塁ホームランを浴びたバーネット投手
「自分の仕事ができなかったことがすべて。カウントを悪くしてストレート勝負になってしまった。和田を歩かせたことが、こういう結果になった」

■マルチヒット、マスクをかぶった相川選手
「何と言っていいかわからない。言葉がない。トニーは昨日2イニングを投げていたし、ストライクが入らず苦しかった。原点で何とかと思ったが…」

■CS3戦、無安打に終わった川端選手
「ヒットが出なかったのが悔しい。何かがずれている。感覚的にはいつも通りで、いいところでまわって来いと思っていたしボールも見えてないわけではなかった。打球が野手のほうへ行ったり、ちょっと差し込まれたり。悪くないけど何と言っていいのか…。悔しいです」

■荒木チーフコーチ兼投手コーチ
「トニーには酷だったと思うが行ってもらった。イニングを跨がせない予定だったが、試合を引き分けにできないから仕方がなかった。(満塁になりマウンドではどんなことを話したのか?)自分のベストピッチングをしようと言った。(山本哲投手を投げさせたのは)少しでも負担を減らしたかったから。1/3ならいいかなと思ったが、うまくいかなかった。トニーに悪いことをした。結局トニー頼みになって、個々のレベルを上げていかないといけない。1戦目に6点取られ、今日4失点。結局上にはいけないということ」

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