生誕100年記念 フェリックス・ホフマン展 うつくしい絵本の贈りもの

 
生誕100年記念 フェリックス・ホフマン展 うつくしい絵本の贈りもの

スイス生まれの絵本作家であり、多彩な活動を行った画家フェリックス・ホフマン(Felix Hoffman : 1911〜1975)。
故郷アーラウ市で画家活動と美術教師をしていたホフマンにとって、絵本を描くきっかけとなったのは、第2次世界大戦中に多くの時間を兵役で費やすなか父親として我が子のためにできることとして、長女に《ラプンツェル》、二女に《ねむりひめ》、三女に《おおかみと七ひきのこやぎ》、長男に《七わのからす》の手描き絵本を贈ったことにあります。その後、出版された数々の絵本は世界中で親しまれ、世代を超えて愛されています。なかでも絵本『クリスマスのものがたり』は、日本の出版社からの依頼により制作され、ホフマンの画風の特徴である勢いある線描と美しい色彩が際立っており、キリスト誕生を描いた数ある絵本のなかでも最も優れたものといえるでしょう。

ホフマンについて、絵本の作品はよく知られていますが、絵本以外の画業についてはあまり知られていません。生誕100年を記念とする本展では、ホフマン家のご遺族と、世界でも有数のコレクションを誇る小さな絵本美術館(長野県)の協力を得て、貴重な作品と資料の約250点を展示いたします。我が子に贈った貴重な手描き絵本をはじめ、日本でも馴染みある絵本の原画やリトグラフを紹介するとともに、『グリムの昔話』や『スイスの伝説』などの本の挿絵、ステンドグラスの下絵、壁画の試作なども取り上げ、ホフマンの知られざる全貌と魅力に迫ります。

プレス関係者の皆様へ:
プレス・リリース
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広報用画像申込書(487KB)

《クリスマスのものがたり》
《クリスマスのものがたり》
©
Felix Hoffman, 小さな絵本美術館

《スイスの伝説》より「パリの歩哨」
  《スイスの伝説》より「パリの歩哨」
©
Felix Hoffman, 小さな絵本美術館


展覧会名|生誕100年記念 フェリックス・ホフマン展 うつくしい絵本の贈りもの
会期|2011年7月16日(土) - 8月28日(日)
休館日|月曜日(7月18日は開館、7月19日は休館)
開館時間|午前10時 - 午後6時(入館は午後5時半まで)
入館料|一般700(500)円、大高生350(250)円、中小生100(80)円

*( )内は20名以上の団体料金
*兵庫県内の小中学生はココロンカード、クローバーカード呈示にて無料
*4市1町(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有(平日60歳以上、土日祝65歳以上)
*リピーター割引:次回来館時に観覧済の有料チケットをご呈示により団体料金でご覧いただけます。(本展会期中1名様1回限り有効)

主催|伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市]、神戸新聞社
共催|伊丹市教育委員会
協賛|大伸社
協力|小さな絵本美術館、CON-CAN Movie Festival、メディア総合研究所
後援|スイス大使館、NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西

 

《おおかみと七ひきのこやぎ》

《おおかみと七ひきのこやぎ》©Felix Hoffman, 小さな絵本美術館

関連企画

◆ワークショップ「スクラッチングに挑戦!」
ホフマンが壁画制作に用いた技法であるスクラッチング(削って描く)を体験・制作します。
日時|2011年7月24日[日]10:30 -16:30(予定/途中休憩含む)
講師|藤本英明(画家)
場所|美術館1階講座室
定員先着20名(小学生以上/ただし低学年の方には保護者同伴が必要です)
参加料|500円(材料費)*別途観覧券が必要です
申込|電話にて受付(美術館:072-772-7447まで)

藤本英明 FUJIMOTO hideaki 「ロッキー達のテーマ」
藤本英明 《ロッキー達のテーマ》2010年

◆藤本英明(画家)◆
'69年 兵庫県明石市生まれ。
'90年 明石工業高等専門学校機械工学科卒。
'93年 千葉大学工学部工業意匠学科卒。
'97年 武蔵野美術学園油画科修了。
'97年より沖縄県那覇市に在住、制作活動に入る。 これまでに那覇、東京、神戸、福岡での個展、グループ展等で活動中。
'06年 「VOCA2006」(上野の森美術館・東京)出品。
'08年 福岡での初個展(主催:福岡市文化芸術振興財団、プロデュース:ミュージアムシティプロジェクト)
'10年 兵庫県神戸元町のギャラリーヤマキファインアートで、関西圏での初個展を開催。


◆ギャラリー・トーク
本展監修者である小さな絵本美術館の館長より、ホフマンの魅力についてお話をしていただきます。
日時|2011年7月30日[土]14:00 - / 31日[日]11:00 - (どちらも約1時間)
講師|武井利喜(小さな絵本美術館館長)
自由参加・美術館1階ロビー集合(当日の観覧券が必要です)

◆カフェ

本展にちなんだ会場限定の特別メニューをお楽しみください。
日時|会期中の土日、11:00 - 17:00 
*ただし7月23日・24日、8月13日・14日は行いません。
会場|旧石橋家住宅1階(伊丹郷町館内・美術館隣接) / 協力:リラク香房るあん

●メニュー
ドリンク+スイーツのセット ¥650/ドリンクのみ ¥500/スイーツのみ ¥200
●ドリンク●
かなえるドリンク/ねむりひめ/しあわせハンス/魔女のチャイ
スイーツ
おおかみケーキ/ホワイトスノー/ラプンツェルの塔/ヨッケリの梨


◆CON-CAN Movie Festival 上映会 
独自の物語世界を作り上げたホフマンにちなみ、世界各国の現代映像作家による選りすぐりのショート・フィルムやアニメーションを上映いたします。
(CON-CAN Movie Festival、メディア総合研究所)http://jp.con-can.com/
期間|2011年8月9日[火]- 14[日]
場所|美術館1階講座室
観覧料|無料(自由席)*ただしフェリックス・ホフマン展の観覧券が必要です
上映時間|約1時間(約8本〜10本)のプログラムを次の時間に上映します。
11:00〜、13:00〜、14:30〜、16:00〜

★ミュージアム・ショップ
絵本やオリジナルグッズを販売。
*3,000円以上お買い上げの方にはお楽しみプレゼントを差し上げます。
(先着500名様)

ホフマン「七わのからす」
《七わのからす》
©Felix Hoffman, 小さな絵本美術館

 


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