ソフトバンクのイヒネ・イツア内野手（19）が8日、宮崎市内で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸800万円でサインした（金額は推定）。愛知・誉高から今年、ドラフト1位で入団した期待の大型ルーキーは初めての交渉を終え、「もう大人としてしっかり扱われているんだなという感じだった」と初々しく振り返った。

　1年目の今季は新型コロナウイルス感染や右膝の故障などがあり、初実戦は6月末の4軍戦までずれこんだ。直後の7月には左親指を骨折し、結果的には2軍戦の出場すらかなわなかった。イヒネは「（シーズンの）始まりはけがとかも多かったけど、最後には試合にも出させてもらった。ためになる1年目にはできたのかなと思う」と手応えを口にした。

　2年目の来季に向け、25日から台湾で開催される「アジア・ウインターリーグ・ベースボール」に参加する予定だ。「このオフで走攻守すべてにおいて一回りレベルアップできるように頑張りたい」と意気込んだ。

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