警察犬についての話題です。
今年度は、宮崎県内で45頭の警察犬が任命されることになっていますが、11日、県内多くの警察署で嘱託書の交付式がありました。

(廣末圭治記者)
「今年度、警察犬に委嘱されたこちらの犬たち。表情も堂々としています」

高鍋警察署で嘱託されたのは、シェパードやジャックラッセルテリアなど10頭の警察犬と警察犬指導士5人です。

11日は、水口圭二署長から警察犬の飼い主と指導士に嘱託書が手渡されました。

式には、今年2月、川南町で2頭の大型犬が逃げ出した際、1頭を発見した警察犬指導士の木村孝平さんと警察犬の「ココ」も出席しました。

(警察犬指導士に嘱託された・木村孝平さん)
「また、今年、新たに嘱託していただいて、1年間行方不明者捜索や事件などでできるだけ発見率を上げるように、日々の訓練に努力していきたいと思います」

また、11日の交付式は欠席したものの、去年、九州で初めてのトイプードルの警察犬として注目を集めた「もち」も嘱託されました。

1年目は出動はなかったという「もち」ですが、指導士の長友遥香さんは、今後の活躍を次のように期待しています。

(警察犬指導士に嘱託された・長友遥香さん)
「小型犬という特性を生かして、ワンちゃんが嫌いな人でも怖がらずに受け入れてもらえると思うので、行方不明の方がいたときには、見つけられることがあれば喜んでもらえるのかなと思います」

県内では去年、警察犬の出動が96件あり、このうち94件が行方不明者の捜索だったということです。

今年度は、県内で45頭が警察犬に嘱託されるということです。