法改正により、今月から、すべての人で自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されました。
実際、宮崎県内では、どれくらいの人がヘルメットをかぶっているのか調べました。

宮崎市中心部で330人のヘルメット着用率を調べてみると

(廣末圭治記者)
「宮崎市中心部、デパート前交差点です。朝の時間多くの人が自転車で通勤通学していますがどれくらいヘルメットを着用しているのでしょうか」

4日朝の宮崎市中心部。
自転車に乗っている人の中には、真新しいヘルメットをかぶっている人が見られました。

(ヘルメット着用している人)
「(Q.いつ頃購入されましたか?)今月に入って。何かやっぱりちょっと違うね、安心というか。(Q.着け心地はどうですか?)いいですよ」

しかし、大半の人がまだかぶっていないのが現状。
4日朝、通勤通学の時間帯で330人を調べたところ、ヘルメットをかぶっている人は30人と着用率9%でした。

(ヘルメット着用していない人)
「今朝ニュースで見まして、購入は検討しているんですけど、まだ給料が入っていないのでそこからですかね」
「安全面はやっぱりいいのかな、そりゃ被ったほうが」

着用率は低いが、全国的には品薄状態

努力義務化されたとはいえ、まだまだ浸透していない自転車のヘルメット。
しかし、サイクルショップを訪ねてみると…

(ジャイアント宮崎 奥口一人店長)
「3月上旬まではここにずらっとヘルメットが並んでいたんですけど、4月を前にして急激に動き出しまして、現在、このような状態になって、大変皆様にご迷惑をおかけしています。4月になっても色々お問合せいただくんですが、入荷が6月くらいというところをご案内しているところです」

ヘルメットを買い求める人が増えたため、全国的に品薄状態が続いているといいます。

4日の取材中にも…

(男性)「1万8千円くらい?」
(店員)「1万8千7百円、はい」
(男性)「ちょっと安くはないかな。分かりました」
(店員)「ありがとうございます」
(男性)「えーと、あとはもう無いか」
(店員)「あとはもう、これだけになっちゃいました」
(男性)「急に被らないといかんやろと言ってきたからね」
(男性)「これは子ども用ですね」
(店員)「子どもさん用です」
(男性)「なるほど。わかりました」

(男性)
「(Q.きょうはヘルメットを探しに来られたんですか?)そうです。ヘルメットを急に被らないといけないようになったので、探しに来たんだけど、どこもないですね。
(Q.ヘルメット手に入るまでどうされますか?)もうどうしようもないですね。無いんだから、もう待っておくしかないですね。あるいは自転車に乗らないかね」

自分に合うサイズを

これから購入するには時間がかかる状況ですが、買う際は、安全のためにも自分に合うサイズを確認することが大切です。

(ジャイアント宮崎 奥口一人店長)
「やはり身に付けるものですから、ちゃんと着用できるかというものをサイズを確認して、サイズにあったものを予約ですね、まずは予約。早いものは5月くらいから入荷するので、まずは自転車店頭に行って着用して予約するのをおすすめします」

努力義務になったとはいえ、かぶっていなくても罰則規定はない自転車のヘルメット。
それぞれの安全に対する意識向上が浸透のカギになりそうです。

※MRTテレビ「Check!」4月4日(火)放送分から