ナイトスクープ局長交代会見全文 西田「ノーサイドの気分」松本「僕が変えていいのかな」
ABC朝日放送テレビの番組「探偵!ナイトスクープ」の11月22日分の収録が25日夜、大阪市福島区の同局で行われ、降板を発表していた俳優の西田敏行(71)が最終収録に臨み、番組の最後に新局長としてダウンタウンの松本人志(56)が就任することが発表された。松本局長体制は11月29日放送分からスタートする。二人は収録後に報道陣の囲み会見に応じた。 【写真特集】ナイトスクープ・西田敏行局長から松本人志局長へバトンタッチ
西田局長から松本局長へ、冒頭あいさつ
司会:まずは最終収録を終えられまして、西田さん今の気持ちをお願いします 西田:なんかラグビーでなんていうんですか試合が終わった時の、あぁ「ノーサイド」の気分で感無量です。楽しかったです。ありがとうございました。 司会:それでは松本人志さん、みなさまにごあいさつをおねがいします。 松本:そうですねえ、いや、なかなかやっぱりこう、これだけできあがった完成した番組に乗っかかるというと実は今までやったことがないので、とにかく番組の邪魔にあまりならないようにしないといけないながらも、自分のところも作っていかないといけないので、ちょっと経験したことがないので、やってみないとわからないところもまだまだありますねえ。
西田敏行の降板理由とは?
司会:大勢の方がいらしていただいているので質疑応答に移りたいと思います。 西田:税金関係のことはこたえられませんので。(会場が笑いに包まれる) ━━西田局長おつかれさまでした。具体的にそろそろ降板するというのはだいたいいつくらいから考えられてましたか 西田:そうですね、去年の秋くらいからチラチラと考え始めましたね。この番組の大ファンだったんですけど、ファンになった理由というか思いは、上岡局長が大阪人のエスプリを根底に深い時間に大人の乾いた笑いを追求されたことだったんじゃないかなと思います。僕がファンになったゆえんもそこにあるので。そういう笑いの中で、夜中に一杯やるのが好きで。その時のアテは塩辛とかホヤ貝とかね。ちょっとクセのあるアテを食べながら一杯飲んでクスクス笑ってた。そういう時間がとってもいとおしかったんですけど、いざ自分が局長をやってみませんかというオファーがきて局長をやりはじめて、この番組を作ってる探偵諸君やスタッフの熱意が感動に変わってきたんですね。それで感動になって泣いてしまう。そしたらどんどん広まって、依頼者の年齢層も低くなってきて、家庭の悩み問題もいっぱい出てきて、乾いた笑いというかマスターキートンな笑いだったのがチャップリンになってきたなと感じたので。これは拡大かしていくので、これはやはり乾いた笑いとぬれた笑いというか感性をフィフティフィフティにして進めていきたいなとおもったんですけど、僕の場合はぬれた感性の方が100%多くなっちゃんたんで、ぼちぼち身を引いて、大阪人のエスプリをもうちょっときかせる番組に修正していかないと、この番組をつくったコンセプトがうすらいでるんじゃないかというような危惧があって、それでボチボチ引こうかなという感じになっていきました。