京成電鉄は8日、成田空港高速鉄道が国及び成田市より補助を受けて、空港第2ビル駅に新設した伸縮式ホームドアと増設した多機能トイレの使用開始を改めて発表した。

  • 空港第2ビル駅のホームドア

京成電鉄に鉄道施設を貸し出している成田空港高速鉄道は、日本の空の玄関口となる空港第2ビル駅において、バリアフリーの観点に加え、多くの荷物を運ぶ国内外の利用者の安全確保と利便性向上のため、国および成田市から補助を受け、伸縮式ホームドアの新設と多機能トイレの増設を行ってきた。

京成電鉄では、空港第2ビル駅の下り線ホーム(成田空港駅方面行き、2・4番線)のホームドアを2月23日始発から、上り線ホーム(押上駅・上野駅方面行き、1・3番線)のホームドアを3月17日始発から使用開始。成田スカイアクセス線のホーム(1・2番線)に増設された多機能トイレは1月30日から使用を開始している。

京成電鉄におけるホームドアの設置は日暮里駅に続いて2駅目。空港第2ビル駅では、「スカイライナー」と一般列車で扉位置が異なる箇所があるため、一部に大開口を確保できる伸縮式のホームドアを設置している。

  • 空港第2ビル駅の多機能トイレ内観

  • 空港第2ビル駅におけるホームドアと多機能トイレの設置場所

なお、他のトイレについてもリニューアル工事を実施し、ホーム階トイレは1月30日から、コンコース階トイレは3月29日から使用を開始している。空港第2ビル駅と成田空港駅のホーム照明の一部LED化も実施し、3月に整備が完了したという。