松尾スズキ、個展の音声ガイドで吉田羊に当て書き 「“コント”のよう」な仕上がりに

松尾スズキの初個展「松尾スズキの芸術ぽぽぽい」に、音声ガイドナビゲーターとして吉田羊が参加することが決定した。

ドラマ仕立てとなる音声ガイドでは、WOWOWオリジナルドラマ「松尾スズキと30分の女優」や舞台「ツダマンの世界」で協働し、福岡県出身の同郷同士でもある松尾と吉田が、息の合った掛け合いを展開する。吉田は「収録はあっという間で、とても楽しかったです。音声ガイドというよりも“コント”のような雰囲気で（笑）リラックスしてやらせていただきました。音声ガイド自体も松尾さんの『作品』になってますから、絵から視覚的に楽しみつつ、耳でも松尾さんの世界をご堪能ください」とコメント。

松尾は「吉田さんに当て書きして書いたので、きれいに決まってうれしいです。どんなテンションでいくのか決まるまでが難しかったですが、ふざけのラインを探っていくうちに『これはいける！』、『吉田さんだったらここまでふざけてくれるだろう。』と。音声ガイドには絵をおもしろがるヒントを散りばめているので、ふざけの合間をぬって見つけてくださればと思っています」と期待を込めた。

併せて、松尾が個展のために制作するオリジナルアニメの詳細が明らかになった。松尾がLINEスタンプやグッズのために描いたキャラクター・なみだ目さんを主人公にしたこのアニメは、3本立てのオムニバス形式となり、なみだ目さんの声を平岩紙、アニメのために描き下ろしたキャラクターの声を松尾があてる。

「松尾スズキの芸術ぽぽぽい」は松尾の生誕60周年記念企画。松尾がこれまで描き溜めた絵画やイラスト、手がけた舞台美術作品など、総数250点を超える作品が展示されるほか、複製画や銅版画、オリジナルグッズの販売も予定されている。