「コンチュウジャー」再演が開幕！続編には伊勢大貴、百瀬朔、蔵田尚樹が出演

「昆虫戦士コンチュウジャー ～ただの再演じゃ終わらない、そうだろみんな!?～」が、昨日5月10日に東京・あうるすぽっとで開幕。これに先がけて公開ゲネプロが行われた。

2016年に初演された本作は、人類の危機を救うべく選ばれた5人のコンチュウジャーと恐怖の軍団・爬虫類帝国の戦いを描くシュールコメディ。脚本・演出を犬と串のモラル、音楽を平牧仁が担当する。中年の“ヤゴ”戦士・時羽奏役にモト冬樹、ナルシストな“アゲハチョウ”戦士・エッフェルトーマスを斉藤秀翼、紅一点の“テントウムシ”戦士・桜田ファミリア明日香を須藤茉麻が演じるほか、新キャストとして、リーダーの“カブトムシ”戦士・万里チョウジ役に海老澤健次、小心者の“ハチ”戦士・多安島ハルオ役に清水一希を加え、若き日の時羽奏役には本田礼生、トカゲ参謀役に角島美緒、タートル軍曹役に尾関陸がキャスティングされている。

ゲネプロでは、完全なる昆虫パワーを得るために“さなぎ状態”の長い眠りから目覚めたコンチュウジャーたちが、爬虫類帝国とのバトルを展開。1人だけ中年の姿の戦士・時羽奏をはじめ、どこか間の抜けた愛嬌あるキャラクターたちが登場し、シュールな笑いを振りまいた。またヒーローショーさながらのアクションも見所となっている。さらにカーテンコール時には、キャストによる主題歌の歌唱ライブも披露された。

ゲネプロ後に行われた記者発表でモトは、「この座組みを“コメディ界のシルク・ドゥ・ソレイユ”と思っています。初演から確実にパワーアップしております。がんばるぞー！」と自信をのぞかせる。

「炎神戦隊ゴーオンジャー」でゴーオンブラックを演じていた海老澤は「元気にがんばります！ 以上です！」と勢いよく挨拶し、「再演だからできることもいっぱいあるので、観てほしいです！」と観客に呼びかけた。

「獣電戦隊キョウリュウジャー」に出演していた斎藤は「元モデルらしく華麗に頑張りたいと思います」と意気込む。同じく戦隊ものへの出演経験がある清水は「今回からの参加なので、今までみなさんが作りあげた作品の足を引っ張らないよう精一杯がんばります」とコメント。須藤は「初演に続きコンチュウジャーの紅一点を演じます。一応、ハロー！プロジェクトのBerryz工房に所属するアイドルなので、可愛いと思っていただけるように演じたいです」と笑顔を見せた。

スネーク将軍を演じる奥田努は「貪欲に笑いを取っていきたいです」と述べ、本田は「再演からの参加なので、新しい風を吹かせられたら」と意気込む。その後、爬虫類帝国の幹部を演じる尾関、角島、安川純平が挨拶すると、モトは「みんな、そんな顔（メイク）でまともなこと言うから説得力がないよ」とツッコみ、会見場は笑いに包まれた。

作・演出のモラルは、8月に上演する続編について「『コンチュウジャー』のルールは、徹頭徹尾ギャグであること。その中に“平和を愛する”というテーマを込めたいです。続編は“敵のコンチュウジャー”も出てきますので、お楽しみに！」と期待を煽った。

記者から「仮にギャグがスベった場合の必殺技」について聞かれると、モトは「自信を持ってお届けするので、もしスベったら、“観てる人がセンスがない”と思うことにします。それぐらいの気持ちじゃないとできないんだよ！」と潔く回答。海老澤は「スベっても、勢いで頑張ります……そうだろみんな!?」と劇中のセリフでアピールした。公演は5月18日まで。

なお続編の「昆虫戦士コンチュウジャー2～激突！恐怖の戦士、ネオコンチュージャー！～」の詳細も発表された。初演に出演した伊勢大貴が悪のヒーロー・ネオコンチュウジャーの雷モン役で登場。新たな多安島ハルオ役に百瀬朔、謎の鳥型生物・バード貴族役に蔵田尚樹という新キャストも出演する。「昆虫戦士コンチュウジャー ～ただの再演じゃ終わらない、そうだろみんな!?～」の会場で続演のチケット最速先行販売も行われている。一般販売は6月中旬より開始。