橋本環奈、上白石萌音(提供写真)

橋本環奈&上白石萌音、Wキャストで「千と千尋の神隠し」舞台化実現 帝国劇場ほか全国4カ所で上演決定

2021.02.26 11:07

女優の橋本環奈と女優の上白石萌音がWキャストで、ジブリ作品のアニメ映画「千と千尋の神隠し」を舞台化することが決定。2022年の2月から帝国劇場を皮切りに、大阪・福岡・札幌・名古屋と全国を回る。


「千と千尋の神隠し」舞台化決定

映画「千と千尋の神隠し」ポスタービジュアル(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM
映画「千と千尋の神隠し」ポスタービジュアル(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM
宮崎駿監督(※「崎」は正式には「たつさき」)の不朽の名作である同作は、2001年の封切り以降、爆発的なヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞。日本での公開から18年が経った2019年には中国で初めて公開され大きな話題となるなど、その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。

この度、舞台化にあたり翻案・演出を手掛けるのは、ミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」の世界初演の潤色・演出を担い、そのほか「ナイツ・テイル」や「ダディ・ロング・レッグズ」など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード。

「初の舞台化に関わっていることに大変興奮し、光栄に思います」と語ったジョンは「すでに『千と千尋の神隠し』に千時間を費やしていますが、これから費やす幾千という時間も楽しみでなりません」とコメント。

かねてより同作のファンだったジョンは、来日の折にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対話し、宮崎氏との対面も果たし、舞台化の許しを得た。鈴木も「ジョンはいい奴です。ぼくも宮崎も彼のことを気に入りました」と明かし、「今回の舞台で千尋を大きく育てて欲しい」と期待した。

本作の企画の種が生まれたのは2017年。東宝演劇部からスタジオジブリの鈴木プロデューサーに構想を相談して以来実に開幕まで5年の歳月をかけて、今までに類を見ないビッグプロジェクトがついに結実。

本作を上演する2022年は、東宝創立90周年の年でもあり、2月・3月の帝国劇場を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大都市での上演も決定、総力をあげて舞台「千と千尋の神隠し」を全世界に届ける予定。

橋本環奈&上白石萌音が千尋役でW主演

舞台「千と千尋の神隠し」ティザーポスター(提供写真)
舞台「千と千尋の神隠し」ティザーポスター(提供写真)
主演の千尋は、人気と実力を兼ね備え、今回が初舞台となる橋本と、ドラマや舞台に加え声優や歌手としても活躍の場を広げる上白石がWキャストで演じる。

少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まるこの物語。人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころで、油屋と化した帝国劇場が、観客を「不思議の町」に誘う。

橋本は、初舞台に挑戦することについて「伝統のある帝国劇場で初舞台を飾る事ができ、女優というお仕事に携わらせて頂いている身としてはこんなに幸せな事はありません」と喜び、「映画で初主演を務めさせて頂いた時と同様、舞台で初主演という事は私の人生で当然ながら1回限りの事。プレッシャーや不安が無いと言ったら嘘になりますがまずは私らしく、今回の初舞台楽しくのびのびと演じたいと思います」と意気込み。

千尋役を演じることについては、「日本の宝とも云うべきこの作品はおそらくこれから何回も上演されるのだと思います。その舞台の歴史を自分たちが作ってゆくのだと思うと強く責任を感じます」と話し、「世界初上演を私たちが演じたと誇りを持てるように、命ある千尋として舞台の中で生きたいと思います」と強く言葉にした。

また、橋本は同作の印象に残っているシーンについて、「お父さんとお母さんが豚に変身してしまうシーン」「ハクとの出会いと二人が冒険し、飛ぶシーン」と答えるも「印象に残っているシーンばかりなので答えに困りますが考えてみれば全編見どころだからこそ名作なんですよね」と実感。

「ナイツ・テイル」以来の演出家・ジョンとのタッグについて、上白石は「ジョンはとても情に厚い方で、作品とカンパニーのひとりひとりを、心から愛し考えてくださいます。その愛に応えられるよう、日々励んでまいります」とコメント。

また、コロナ禍における昨今のエンターテインメントについて「自粛明けに初めて劇場の椅子に座った時、心身が喜ぶのを感じました」と語った上白石。「人と人との距離が遠くなってしまった今、同じ空間で過ごせることがいかに尊いか痛感しています。本作の上演の頃には、皆様が安心して劇場に足を運べる世の中になっていますようにと切に願っております」と期待をあらわにした。(modelpress編集部)
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