「マンガ大賞2021」で大賞に選ばれたことも話題のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」が、今秋から放送されることが分かった。「SPY×FAMILY」のアーニャ・フォージャー役などで知られる種崎敦美さんが主人公・フリーレンの声優を務める。メインスタッフも発表され、「ぼっち・ざ・ろっく!」などの斎藤圭一郎さんが監督を務め、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などのエバン・コールさんが音楽を担当することが分かった。「サマーウォーズ」などのマッドハウスが制作する。
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木々と城下町の美しい風景の中を旅するフリーレンが描かれた新たなビジュアル、魔王討伐後に新たな冒険に旅立つフリーレンの姿が描かれたPVも公開された。
種崎さんは「フリーレンの瞳が好きです。言葉にしなくても、フリーレンの目線が、口元が、たくさんのことを語ってくれている気がします。たった10年の冒険の、長い長いその後。生きとし死せる、全ての人たちへ捧ぐべく大切に大切に制作しております。たくさんの方に届いたらうれしいです。よろしくお願いいたします」とコメント。
斎藤監督は「作品について考え、どのような映像になれば見てくれる人にとってベストなアニメになるのか考える毎日……。フリーレンにとっては短い間かも知れないですが、自分にとってはかけがえのない日々になりそうです。スタッフやキャストも素晴らしい方々ばかりで、愛すべきキャラクターや物語をきっとより良い形でお届けできると思っています。どうぞよろしくお願いいたします」と話している。
コールさんは「音楽の依頼の話が来た時にとてもうれしかったです。原作を読んでみたら、私の好きな要素が全て入って、読みながら音楽を想像していました。実際音楽を作り始めてからも、何度もフリーレンの物語が私の心の琴線に触れました。この素晴らしい物語と共に、私の音楽を皆さんに披露できる日をとても楽しみにしています。ぜひ楽しみにしていてください!」と思いを語っている。
キャラクターデザインを担当する長澤礼子さんは「魅力的なキャラクターが次々と登場する作品なので、一人一人大切にデザインさせていただいています。原作の空気感を感じてもらえるような絵作りができるよう、総作画監督としても頑張っていきたいと思いま
す」と意気込んでいる。
「葬送のフリーレン」は、山田鐘人さん原作、アベさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」(小学館)で2020年4月に連載をスタート。勇者一行が魔王を倒した後の物語を描く“後日譚”ファンタジー。魔王を倒した勇者一行の魔法使いで、エルフゆえに長寿であるフリーレンが仲間の死を経験し、人を知るために旅をすることになる。コミックスの累計発行部数は800万部以上。最新10巻が3月16日に発売される。
監督:斎藤圭一郎▽シリーズ構成:鈴木智尋▽キャラクターデザイン:長澤礼子▽音楽:エバン・コール:アニメーション制作:マッドハウス
フリーレン:種崎敦美
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