日本テレビ：7月から深夜ドラマ2本増強　濱田岳ドラマ初主演作を投入

　東野幸治さんと岡村隆史さんの旅行バラエティー番組「旅猿」（日本テレビ系、毎週月曜午後11時58分）が6月末で終了し、7月から同時間帯に連続ドラマ「Piece Vote　−投票のカケラ−　（仮）」が放送されることが明らかになった。半導体メーカー「インテル」のテレビCMなどに出演している俳優の濱田岳さん（22）のテレビドラマ初主演作で、女優の平愛梨さん（26）が連続ドラマ初ヒロインを務めるヒューマンサスペンスストーリーだ。同局系では、7月から毎週木曜の「名探偵コナン」（読売テレビ制作）、毎週水曜に新しく始まる「ろくでなしBLUES」に続く3本目の深夜ドラマとなる。

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　ドラマは、謎の人物によって一隻の船「Piece Vote」に連れ込まれた7人の若者たちが身に覚えのない容疑で犯罪者だとされ、命がけのゲームに巻き込まれていくというストーリー。濱田さん演じる脇谷秀は、著名な実業家を兄に持つ大学生で、常に兄と比べられることから「ワキヤククン」と呼ばれている平凡な若者。しかし、兄の突然の死とともに現れた謎の男に「兄を死なせたのは、アナタだ」と告げられ、「Piece Vote」に連れていかれてしまう。また、平さんは、逸脱することを極度に嫌い、他人に迎合してしまう癖を持つ女性会社員の岩見サキを演じる。映画「パラサイト・イブ」「感染」などを手がけた落合正幸さんが監督を務め、テレビドラマ「三代目明智小五郎」の溝井英一デービスさんや「マジすか学園」の山岡潤平さんが脚本を務める。

　10歳から俳優として活動し、今回が初のドラマ主演となる濱田さんは「まず今回僕を選んでいただいたことにびっくりしました。台本を読ませていただいた時、それぞれのお芝居で見せていくことが、とても大事な作品だと感じたので、共演者の皆さんのお力をかりて、作り手の方々の期待を良い意味で裏切っていけたらうれしいです。いつも通り僕らしく、楽しみながらやっていければと思うので、みなさんよろしくお願いします」と意気込みを語っている。また、平さんは「人が持つ内面にある弱さをうまく演じられるよう頑張りたいと思います」とコメントしている。（毎日新聞デジタル）