阪神アレでもソレはだめ！　道頓堀川、厳重警戒　過去には死者も

　プロ野球・阪神タイガース18年ぶりの優勝を目前に、水都・大阪市の中心部を流れる道頓堀川周辺で、興奮したファンらが川に飛び込まないように行政や警察が警戒を強めている。過去には橋から転落した人が亡くなった例もあり、周辺は厳戒態勢で「アレ」の日を迎えることになりそうだ。

　「飛び込み危険」。9月上旬、観光名所として知られ、写真撮影の外国人観光客らでにぎわう大阪市中央区の戎（えびす）橋や道頓堀橋周辺は、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語による注意書きが、橋の欄干部などに数メートルおきに張られていた。注意書きは大阪府警南署と市建設局が作製したもの。以前から掲示されていたが、阪神の優勝が現実的になってきた8月下旬に市職員が破れていたものなどを直したという。

　府警によると、2003年のセ・リーグ優勝時に約5300人、05年のセ・リーグ優勝時には55人が道頓堀川に飛び込んだとされる。03年には、優勝の余韻が冷めやらぬ中、戎橋から川に落ちた男性が死亡した。