国交省元次官、人事介入認める 「有力OBの名代」と空港会社に要求

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報道陣の取材に応じる元国土交通省事務次官の本田勝氏=東京都台東区で2023年3月30日、木下翔太郎撮影
報道陣の取材に応じる元国土交通省事務次官の本田勝氏=東京都台東区で2023年3月30日、木下翔太郎撮影

 羽田空港などで関連施設を運営する「空港施設」(東京都大田区)の人事に元国土交通省事務次官の本田勝・東京メトロ会長(69)が介入したとされる問題で、国交省は4日、本田氏への聞き取り調査の結果を明らかにした。本田氏は空港施設社の人事に介入するような発言をしたことを事実だと認めたという。

 国交省などによると、本田氏は2022年12月、国交省OBで空港施設社の副社長だった山口勝弘氏(63)を社長に就かせるよう、空港施設社側に要求した。その際に「有力な国交省OBの名代として来た」との趣旨の発言もした。

 本田氏は国交省の聞き取りに対し、自身と同様の見解を持っていたOBとして、いずれも事務次官を務めた小幡政人氏と安富正文氏の名前を挙げた。そのうえで「国交省の権限をかさに着て何かをお願いしたいという趣旨ではなかった」と説明したという。

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