明治が「キシリッシュ」など販売終了 ガム事業から事実上撤退

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明治のホームページより
明治のホームページより

 大手食品メーカーの明治は3日、「キシリッシュ」などガムの販売を3月末で終了すると明らかにした。新型コロナウイルス禍に伴うガム需要の低下などで売り上げが減少していた。明治は約50年続けてきたガム事業から事実上撤退することになる。

 キシリッシュは1997年に発売。虫歯の予防効果があるとされる「キシリトール」を日本で初めて配合したガムとして人気となり、ミントやライムなど清涼感のある味で親しまれた。しかし、2007年をピークに売上高は右肩下がりが続いていた。

 国内のガム市場は縮小傾向にあり、ここ数年でグミ市場に逆転された。食べるたびに吐き出さなければならない手間があるガムよりも、味や食感にバリエーションをつけやすいグミの人気が高まっているといい、明治の担当者は「ガムそのものが世の中に合わなくなってきた」と指摘した。

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